簡単に顧客の声を把握して最速で売上に反映させる方法
日本河野竜夫目次
儲かるアイデアをどう生み出すか?
これって常に気になりますよね。
既存客への新しいサービスであったり、
メルマガリストやSNSフォロワーにセールスする商品を
どうするか考える時なんか特に。
最近はもっぱらAIと壁打ちしたりリサーチしてもらうことも
多いと思います。
そしてそれなりの回答は得られるとも思うんですね。
でも、なんといっても一番正解に近づけるのは
対象客に直接耳を傾けることだと思います。
顧客の声を聞け。
顧客の方をみろ。
耳にタコができるくらい言われている教えです。
で、そんな時に実行しがちなのが、
顧客アンケートや顧客ヒアリング。
大量の声を一度に集めることができますし、
質問を工夫すれば相当な情報が手に入ります。
survey monkey、typeform など、
効率的なアンケートに特化したサービスも今は数多くあります。
一度はやったことがある人もいるかもしれませんね。
そして手応えを感じて、ある程度の確信をもって、
新しいサービスや、新商品を販売したりしたこともあるかもしれません。
ちなみに・・・売れました?
結果は残念なことに「思ったのと全然違った。」
って人が多いと思うんです。
「よし。これで注文殺到だ。二ヒヒ・・」と、
自信まんまんにサービスを設計して販売ページを作って、
メルマガや、SNSで告知したら、
注文が殺到するどころか、
完全沈黙。
「あれ?届いてないのかな?」と思うくらい
無反応だったりします。
そうなんですよ。
顧客アンケートで言われた要望通りに
サービスや商品を提供しても売れないことの方が多いんです。
顧客アンケートにはそういう落とし穴があるんです。
では顧客の声を聞くことが売上に直結するというのが間違いなのか?
っていうと、そんなことはなくて、
顧客の声を聞く方法を変えた方がいいと思うんです。
しかもアンケートなんて面倒な方法より、
はるかに楽な方法があります。
ということで今日は、
顧客の声を聞いて売上を増やす方法の、
もっと簡単な方法をお話しします。
動画で見る|簡単に顧客の声を把握して最速で売上に反映させる方法
文章バージョン続き|簡単に顧客の声を把握して最速で売上に反映させる方法
まずは、そもそも
「顧客アンケートの要望通りサービスを作ってもなぜ売れないか?」
についてもう少し話しておきますね。
ここで言う顧客アンケートでは、
いろんな角度の複数の質問への回答を分析して、
こういう商品なら売れるのではないか?と予想するというような
まどろっこしいものではありません。
直球で、
「何が欲しいですか?」
「いくらなら欲しいですか?」
「どれくらいの量がいいですか?」
「どんな品質なら良いですか?」
こういう回答を得ている状態です。
なのに売上には繋がらないんですよね。
なんだか意味不明じゃないですか?
でも実際やると実感します。
理由は明白です。
1、自分の要求を素直におっしゃるから。
当たり前ですが誰でも、
「欲しいものは何か?」って聞かれた時、
当然理想的な商品を思い描きますよね。
となると大抵は商業的に提供するのが難しい商品になりがちです。
コンサル業だと、
いつでも好きな時に直接相談できる月額3000円くらいのサービス
こんな感じです。
オーダースーツ販売だと、
ぴったりになるよう仮縫も行ってくれて、高級生地で2万円台。
こんな感じです。
つまり、提供者側からしたら、実現不可能な要望になりがちなんですよね。
当然、現実的な要望をおっしゃる方もいます。
「今のサービスはこうだから、ここをもうちょとこうなってるXXX社みたいなサービスがあると欲しい。」
みたいな。
でも、こんなふうに
「僕たち(事業者・あなた)に実行できて、かつあれば買うつもりです。」
みたいな忖度をしてくれる人なんてほぼいませんし、
させるべきではありませんよね。
結果、聞いても出せないし、
出してもどこかの要求を満たせてないんで、
結局買ってくれません。
2、自分の欲しいものを明文化できてないから。
僕ら事業者の提供する商品カテゴリが、
問題解決や、ある種の欲望を満たす、
不安を解消するようなテーマの場合、
当事者であるお客さんは、自分の課題は認識してることが多くても、
解決策までピンときてないことも多いです。
これは顧客の思考のステージの話なんですが、
そんな時に自分の希望をかなえるものがどんな商品やサービスかを
生み出すことなんて無理なんです。
なのでシンプルに「すぐに痩せる何か。」って回答しちゃうだろうし、
本当はそれが欲しいものなのか?効果があるのか?わからないけど
聞かれたらしょうがなく書くみたいなことが起こります。
当然それを真面目に受け取って商品化しても、
購入したりしません。
3、「欲しい」と「買う」の間には1万キロくらい距離がある。
あなたも友人が買ってよかったと勧める何かの商品の話を聞いたら、
「えー!いいなそれ。欲しい!」って言うことあると思うんです。
でも100%買いませんよね。
なんか別の理由が出てきて買わないと思うんです。
今はいらない。
実はそんなに欲しくないことに気がついた。
使いこなす自信がなくなった。
お金がもったいない。
事情が変わった。
問題が解決した。
これを言うと、元も子もないんですが、
「欲しい」といくら聞いても結局買う宣言ではないということなんです。
「予約」と「いいね」
ボタンの違いといえば伝わりますか?
■簡単に顧客の声を聞いて売上を上げる方法
やっと本題です。
ではどうすれば顧客の声を聞いて売上を増やせばよいか?です。
ここ数年言われているのは、
「顧客の声は行動で知れ。」
というもの。
行動で知れということは、
何を言っているのか?ではなくて、
何をしているのか?で判断するということなんです。
たとえば、
メールマガジンのどのタイトルを開封しているのか?
どのリンクをよくクリックしているか?
どの商品を最初に買った人が、次に商品を購入しているか?
あげればキリがないですが、
そういうデータで顧客を分析しろってことですね。
どちらかと言うと、
SNSなんかでバズってる投稿を分析して
自分の投稿で模倣することとかに似てるかもしれません。
ま、これはこれでとても有効な方法なんですが、
問題が2つ。
1つは「楽」ではないんですよね。
当たり前ですが行動を調べるわけだから
一定数の行動データがないと分析しようがありません。
なので多くのアクセスや多くのリストがない人には、
やりたくてもできません。
もう1つは、そもそも「買う」ことがわかる直球のデータではありません。
結局そこから何を誰が買うのかの仮説を立てることになります。
なのでそれを外せば結局買いません。
では「行動で知る」「買う確証を得る。」ことをある程度楽に得るためにはどうするか?
ここまで来ると、
ステップ1「事前に何かの情報を得る」
ステップ2「商品を企画する」
ステップ3「売る」
という手順では無理がありそうですよね。
ステップ1「事前に何かの情報を得る」が
機能させにくいからなんです。
そこで、僕がスモールビジネスで時間もお金もないけど
確実性をとりたいひとにおすすめしてるのが
ステップ1を辞めてしまう方法です。
シンプルに「買うかどうか試す量を増やす。」ことだったりします。
つまり、商品やサービスを実際売ってみるところまでワープさせることです。
え?顧客の声を聞くって話はどこに行ったか?ってことになるんですが、
「商品を売ってみてそれを買うかどうかという行動が’顧客の正しい声だ。」
という理解をしてください。
なんか煙に巻いてるように見えるかもしれませんが、
僕がクライアントさん、自社、スーツ販売すべてで色々やった結果、
一番確実で楽だと思った方法なんです。
その場合のハードルは
「リリースする商品数を増やす手間」と、
「売れなくても気にないというメンタル」
だけなんで、誰でもできると思うんですよね。
もちろん。その商品を生み出すアイデアをどうするかって話がありますが、
売ってみるレベルならAIでのリサーチで十分いくらでもアイデアは出ると思いますし、
それこそ顧客アンケートが生きてきます。
欲しいものを聞き出すために質問するんじゃなくて、
現在の顧客の問題、欲望、課題を確認するために使えば、
解決策として何を出せば良いか思いつきますよね。
本当に困ったら
今のサービスとおなじだけど
名前だけ変えてみてもよいと思います。
たとえば留学斡旋総合サポートサービスを提供していて、
必要名ものをバラ売りしているとしたら、
留学まるごとパッケージって商品を作るとか、
日本語オンラインレッスンをサブスクで提供してるなら、
教材と1年のレッスンとコーチングがセットになった
日本語スキルアップコーチ付きプログラムって名称にしてみるとかですね。
結局サービスをあのてこの手で生み出して
売ってることが一番顧客の声を聞いてることになるし、
結果として当たりが出て売上が増えると思います。
伝わりますか?
間違いなく数多くのサービスの種別を顧客にぶつけた方が、
売上につながる増えるものはみつかりやすいです。
今日のテーマである「顧客が買うものを聞く」行為を常にしてるからです。
そのためにも、ドライテストって手法はできるだけ使ってください。
中身とか売れてからしか必要ないものは準備せず
まずはセールス文とかLPだけ準備することを先にする癖をつけて欲しいんですよね。
いかがですか?
早速今月1個リリースして、
顧客の声(行動)を聞いてみてください。
では。
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【雑談】間一髪セーフ!!あと1秒遅れたら。。
先日、九死に一生を得たことがありました。
大事故に巻き込まれて大ごとになるところだったんです。
ある水曜日、
南千葉にサーフィンに行った帰りのことです。
その高速道路は、
片側1車線で、中央分離帯は鉄のロープです。
激し目の波でとっても疲れたんで、
ボケーっと運転してたんです。
ゆるいカーブの途中に差し掛かった時、
なんか鉄のロープが
ガチャガチャ!
って揺れたんです。
僕はボーっとしてましたんで
揺れてるロープを一瞬見て
「風が強いんだなー。」とか思ったんですが
ふと我に帰り
「いや風で鉄のロープが揺れるわけない!」
と前を見たら車が降ってきて、
裏返しになってました。
映画やドラマでしか見ない光景ですよね。
我に帰って急ブレーキを踏んで
間一髪ぶつかりませんでした。
後ろの車も「ギュルギュルー」っとなとか止まってくれました。
一部始終を見てない自分が信じられませんでしたが「寝てたのか?俺?」「カーブだから?」
とにかく目の前には
今まさに数秒前に事故ってひっくり返った車。
まだエンジンかかってタイヤも回ってます。
ガラスとかが粉々に飛び散ってました。
僕にとっては、
いきなり裏返しの車が目の前にあるだけなので
すこし気が動転したんですが、
我にかえってとにかく焦ったのは
「中の人は無事なのか?」
「いや助けなきゃダメじゃん!」
ってこと。
でも、同時に、
え?俺が?
俺が車に潜るの?
そんなのできる?
救急車か?いやすぐ来ないでしょ!
こんなこともビビって思いつつとにかく
考えてもしょうがないので車に近づいてみました。
そしたら裏返った車の中から
「もそもそと、運転手さんが這ってでてきてくれました。」
「大丈夫ですか!」
「はい!」ということで
腕を怪我されてましたが(痛そうだけどすり傷で軽傷?に見えました。)
動けないほどではなさそうです。」
同乗者もいないようで、
すこしだけ安心しました。
で、まーそこからはいわゆる事故処理です。
警察に電話。
救急車。
などなど。
あとは1車線を車が塞いでるので
大渋滞。
バックもできないので大混乱ですよね。
先頭にいた数台のおじさんで
「せーの!」って車を押したりし、
「動かねーな!」って、1トンくらいある車がおじさん数名で動くわけないとか
考えればわかることをみなで議論しながら、
なんとか車を屋根を中心に回転させることを発見したりして、
なんとか乗用車は通れるようになりました。
「大事に至らなくてよかったよかった。」
ってほっとしてたのも束の間。
僕は先頭車両なので、
「にいちゃん。早くいきなよ。君がいかないと通れないよ!」
とか突っ込まれて、
すいませんってことで先に現場を後にしました。
で脈略のない話ですが、
とにかく
・人が大きな怪我とか死ななくてよかった。
・何かの問題があると日本のおじさんたちはすごく頼り甲斐があってやさしい。
ってことはもちろんですが、
あと1秒か2秒僕は早く走ってると、
僕の頭に車が降ってきてたってことなんです。
運がよかった。がいちばんの感想でした。
ご先祖様に感謝です。
で、後日談があって、
ここで運を使ったからか、
同じ日の夜、車を駐車場に止めるとき、
ボーットしてたのか
いつもなら絶対当てない柱にミラーを当てて
バキっと壊してしまいました。
ものすごいまぬけなことしたんですが
運を使い果たしてしまったからだけど
ものでよかったと納得してました。
だだこれを事故の顛末とともに語った友人が一言。
「いやいや
これは運ではなくて、
お前のへぼい運転技術やろ 笑笑」
ま。そうです。
そうなんだけど、今回だけはカッコ悪いんで運のせいにしたいなと。
そんな話でした。





