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自分より優秀な人を雇うコツ【第651回】

「事業を成長させるには人・物・金を生かせ。」

これセオリーです。
その中でも注目されるのが人。

かの自動車産業を作った大富豪ヘンリーフォードもこう言っていたそうです。
「私の机の上には複数のボタンがある。そのボタンを押せば、各分野の一流のスタッフがなんでも教えてくれます。」

つまり、自分より優秀なスタッフを抱えることができれば成果が最大化するってことです。

織田信長だって、豊臣秀吉、前田利家なんて優秀な家来がいたからこそ天下統一の手前までいったなんて言われていますよね。

僕らもやはり自分より優秀な人がスタッフにいれば事業は相当成長できそうなことは間違いありません。
とはいえ「自分なんかに、そんなことはできそうにない。」と考えてしまうと思うんですよ。

だって僕らは織田信長でもヘンリーフォードのような天才でもありませんしね。

でもね。たくさんの経営者を見てて諦める必要はないと思うようになりました。
誰にでもできそうだなと。

一般論とは違うかもしれませんが、弱者で凡庸な僕らなりのやり方でです。

ということで今日は、自分より優秀な人を抱える秘訣をお話ししますね。

YouTube動画とPodcast音声と文章版でどうぞ。
*メール下部に文章バージョンもおつけしています。*

 

動画で見る|自分より優秀な人を雇うコツ

文章バージョン続き|自分より優秀な人を雇うコツ

自分より優秀な人を簡単に雇う方法を話す前に、まず「やってはいけないこと」をお話ししますね。

なぜなら、今から言う方法のほうが一般的だし、そうしている人も多いと思うからです。

自分より優秀な人を雇う時、やりがちなのは「自分より優秀だと思う人を探す。」ことだと思うんです。
または「偶然、自分より優秀だと思う人と出会う。」ことだと思います。

例えばあなたはアパレルのネットショップを経営しています。
年商が伸びず成長が止まってしまったので、なんとかしたいと思っていました。
できれば自分よりも経験があり、優秀な人の力を借りれればもっと大きくなるかもと期待しています。

そんなとき、ある食事会なりオンラインコミュニティの席で、
上場している大手アパレル通販会社でEC部門の責任者を拡大した立役者だった人と出会います。

話してみると、今は訳あって退職してフリーランスのようなことをしているそうです。

これはチャンスとばかりに自分の会社で働いて欲しいとお願いしました。
報酬も破格にしました。そして成果報酬も約束しました。

実は、これが一番やってはいけないパターンです。

なぜか?
3つくらいの結末のなることが圧倒的に多いからなんですね。

1、全然自分より優秀じゃない。どちらかといえばポンコツ。

考えてみればわかるんですが生き馬の目を抜くような大手アパレル通販会社でEC部門を、
その人の力で大きくすることができたのだとしたら、その企業はその人を離さないはずです。
きっと報酬も大きなものになるのでその人が移籍退職するとした、よほどの好条件でのオファーか、
独立起業です。

あなたの会社の条件程度で移籍するわけありません。
独立起業せずフリーランスなんてしてるはずもありません。

ましてや体が空いてるわけありません。

つまり、在籍していた大手企業で大したことないから辞めたのだろうし、
たいしたことないからフリーランスのしているのだと思います。

とにかく「元●●を大きくした人」って噂や自己PRほど意味ないものはありません。

2、言うこと聞かない。

「あなたは優秀だ。あなたの力を貸して欲しい。」と言われてるので、
自分の権限が無限だと勘違いしてしまう人も多いです。

そもそも事業を大きくするためにトップとどうすり合わせるかってことが
できない時点で前職でも優秀じゃなかったと思います。

なのでこの場合も自分より優秀な人とは言えないんですよね。

3、クーデター

もちろん、本当に自分より優秀な場合もあります。
でも優秀な人が前職より好条件の転職をせず、独立もせず、
ただ零細のあなたの会社を手伝うのは不自然。

つまり、クーデータ的なことが起こることがあります。
もちろん株を持ってるのはあなたですから、会社を乗っ取ることは実質的にできません。

ただ、業務を全部押さえてしまって、その人がへそを曲げたらもう事業が進まないから超困るくらいにはなりえます。

そうなると、その人に丸投げしていたあなたにできることは何もありません。

単にお飾りの社長として「いいなり」になっていくしかなくなることって結構多いです。

たぶんこれ、一度は自分より優秀な人を雇ったことのある人ならわかってくれません?

本当に「あるある」です。

じゃどうするか?

こんなこと言ってると自分より優秀な人なんて雇えない、私の実力では無理って結論になりますよね。

正解です。

「あなたには、私には、自分より優秀な人を今雇う力はありません。」

できもしないことを言うなって話。無理ゲーです。
もっと事業が巨大になり外資優良企業にも劣らない報酬が払えるようになるか、
テレビやSNSで相当イケてる自慢になる会社になるしかありません。

ただし!

今からは無理なだけであって、
自分より優秀なスタッフを抱えることができないとは言っていません。

結果として自分より優秀になったスタッフなら抱えられるんです。

意味わかります?

3年前は「うわー優秀だ!」と思えない人でも、
3年前はただのカスタマサポートをしてもらってた外注さんでも、
時間とともに仕事も増えて、会社の規模も大きくなり、
その人もそれに比例して優秀になっていくことは大いにあります。

しかも優秀になるまでの時間、高い報酬じゃなくても付き合ってくれたスタッフです。
ずっと仕事を続けてくれているくらいだから社長であるあなたも相手もお互いのことがよくわかっています。
共感や共有、合意形成はある程度てきてるってこと。

謀反の可能性は考えなくてもいいと思います。

もうわかりました?

つまり、社長のあなたが成長すると事業も成長する。それに引っ張られる形でスタッフの人も優秀になっていくってからくりです。
3年前はレベル2だった人が今はレベル10なんてことも大いにあります。

このわかりやすい効果に比べたら、ポンコツさんを謎の肩書きだけで優秀とみなして雇い入れるリスクは追わなくていいのじゃないかなと。

最後にタネを明かすと今日のメインメッセージは「優秀なスタッフを雇う方法」じゃなくて、
「肩書きに惑わされてポンコツを優秀なスタッフだと思って採用するな」ってことでした。

誰かに丸投げして楽をしたいのもわかるんですが、ぜひこの罠には嵌らないでくださいね。

では。

ーー動画だと、もっと詳細に語っていますので、
深く理解したい人は、そっちもご覧ください。

【雑談】おじさんが男性だけで集まって話すことといえば・・・

先日、昔からの友人4名で久しぶりに食事をしました。

店は恵比寿の人気のイタリアン。
若い女性もたくさんいて満席。

名物のカルパッチョや、マルゲリータと赤ワインなんて飲みながら
話が弾みました。

みんな年齢は40代後半ー50代。

典型的なおじさん達です。

特に日本のおじさん4名ですから話すことといえば決まってますよね?

そう。

体調について(笑)

人間ドックは行ってるか?
胃カメラは鼻からか?口からか?
目は検査したか?

こいうチェックから始まり、

最近胃が痛い。
緑内障になった。
奥歯を抜いて歯がなくなった。

こんな話で盛り上がりました。

使い古された格言

「歳をとると健康話が増える。」

伊達に使いふるされてませんねw

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