あの人はサボっていても勝手に売れるのはなぜ?広告停止、SNSアカウント削除でも売上がゼロにならない究極の秘密
日本河野竜夫目次
ビジネスしていると、
不思議に思うことってあるものですよね。
たとえば、謎に余裕で稼いでるように見える人。
1ヶ月以上バカンスを取ってる起業家や、
好きな時に好きな場所へ旅行ばかりしている人が稼げてると言ってる時。
起業前のピュアな状態なら「よーし私も!」と
無邪気に憧れるかもしれませんが、
自分もビジネスしていれば、現実と比べて、
「なぜそんなことが可能なんだろう?」って不思議に思います。
他には、「やばい。これは倒産するかも。」と覚悟したのに、
なぜか普通に生き残って売上もあまり減らなかった時。
代表的なのは、集客のメインに使ってるチャネルが止まった時です。
広告アカウントが停止されたり、
SNSアカウントが削除されたり、
検索結果が圏外に飛ばされた時とか。
僕にも似たような経験がいろんな種類で起こりました。
起業して3年後、ビジネスが順調に推移してた頃、
顧客獲得のほとんどを占めていたGoogle広告のアカウントが
永久停止された時。
なぜか売上は結局減りませんでした。
子供が小さいうちにハワイに1ヶ月以上可能な限り滞在する暮らしがしたくて
年に60日くらいハワイに行っていた時期があります。
仕事は当然するけど、やはりサボりがちです。
こんなサボってたら売上が相当減るだろうけど
「経験」のメリットを覚悟して取りました。
なぜか売上は結局減りませんでした。
最近も実はオーダースーツ販売の
メインの販売チャネルである広告の成果がバグってしまって、
成果が泣きそうなくらい激減しました。
結果的に広告を一時すべて停止する羽目になったんです。
なぜか売上は減りませんでした。
もちろん僕はコンサルなので、
その理由は紐解きました。
一般的にはこう言う話を聞くと、
「自動的に売上が上がる仕組みを作ってるからです。キリ!」
みたいな回答になることがあるんですが、
残念ながらそんなことじゃないなと僕は思ってます。
実際、僕の知る限りそういう人はいないなって思います。
もっとシンプルな理由なんですよね。
ということで今日は、
1ヶ月以上サボっても、
広告、SNS、検索など頼りにしているチャネルからの
集客が止まっても売上が維持できる理由/原因について
お話しますね。
動画で見る|あの人はサボっていても勝手に売れるのはなぜ?
文章バージョン続き|あの人はサボっていても勝手に売れるのはなぜ?
と、まあ結構引っ張る言い方をしたんですが、
サボっても、旅しても、頼りの広告が止まっても
売上が減ってやばくならない理由はとても単純です。
ちなみに、この答えは僕のお師匠さんがすでに20年くらい前に
話されたことだと思い出しました。
起業前から相談にのってもらっていたコンサルタントの先生が
ことあるごとにこんなことを指示されてたんです。
「ビジネスは継続することが一番難しい。
継続させたいならフルマーケティングを意識せよ。」
実は答えって「これ」なんです。
フルマーケティングという言葉は、
おそらくご本人の”造語”なのですが、
今風に一般用語に直すと、
フルファネルマーケティング
ということになります。
一時的にバカンス行ってサボっていても、
投資なんかに没頭してしまってビジネスが適当になってたり、
新規客を集めるために依存している広告が止まったりしても
業績に影響を受けにくい理由は
ほぼフルファネルマーケティングをできるだけ実行しているからであることが多いんですよね。
ここでフルファネルマーケティングをもう少し解説しますね。
簡単に言えば、
顧客から売り上げを上げる各プロセス(段階)ごとに、
できることを全部やっておくということです。
ファネルをすこしわかりやすくすれば、
知ってもらって、興味をもってもらった人を集める
▼
興味をもってくれた人に信頼してもらう
▼
信頼してくれた人に成約してもらう
▼
成約した人にリピートしてもらう
▼
他の顧客を紹介してもらう
こういう段階(ファネル)ごとに、
できることを全部やっておくということになります。
たとえば興味を持ってもらうために、
興味を持つ人が知りたいコンテンツを
動画やライブセミナー、ebooK、診断ツールなど何種類ものリード広告を出す。
充実したブログを大量に書く。
あらゆるSNSへ投稿する。
ポッドキャストを配信する。
興味をもってくれた人に、
さらにメルマガを配信する。
体験会のようなもっと深いコンテンツや機会を提供する。
日本人顧客ならLINEでの配信もしておく。
オフラインのセミナーやワークショップを行う。
成約してもらうために、
セールスを定期的にしっかり行う。
個別相談を行う。
リピートしてもらうために
新たなサービスを作る。
リピートセールスやキャンペーンを実行する。
誕生日や季節セールとかも行う。
紹介してもらうために、
紹介キャンペーンを定期的に自動的に行う。
書ききれませんが、
全部やっておけってことですね。
そうなれば当たり前ですが、
1個の施策だけで顧客が生まれてませんので、
売り上げは安定しますし、
最悪急激な悪化は起こりにくいわけです。
でもね。
この話を聞くと、
「は?そんなのわかってんだよ、できれば苦労しない。」
って思いましたよね?
そんなの全部できるなら苦労しません。
お金と時間に限界がある弱小起業家には
物理的に無理だったりします。
僕もそう思います。
でも、そんなに極端なことをしろってことではないんですよね。
実際僕はそこまで全部やっていません。
ここで重要になるのが
フルファネルマーケティングを心がけてること。
たとえばオーダースーツで言えば、
決して売上のメインにはなり得ないと判断できてるとしても
SEO目的のブログの記事作成と更新
SNS投稿
新商品のお知らせ
毎月のセール
毎週のセール
誕生日キャンペーン
紹介キャンペーン
販売パートナーの募集
アフィエリエイトプロバイダーへの登録
こういうことを止めていません。
僕の会社もそうです。
気がついてない人もいますが
ブログの投稿
メルマガ配信
YouTube動画投稿
インスタの投稿
ポッドキャスト配信
TikTok投稿
人様から誘われたイベントへの登壇
依頼された外部サイトへの記事執筆
などなど。
地味にできることは出来る限りやってました。
騙し騙しなんですが、続けてました。
まずはこの程度でいいと思います。
実際その中から、
ポン!っと依頼された仕事が100万の利益を一度で生み出すことがあるわけです。
結構簡単ですよね?
でもね、結構皆さんやらないんです。
なぜか?
たぶんこういう言説のせいじゃないかと。
「努力したからといって成果は出ない。
あなたの10倍の年収の人はあなたの10倍働いてないですよ?」
「私が子供たちと毎日遊んでいても稼げてるのは
このXXX集客システムを構築したからです。」
「80の利益を生み出す20%の施策に集中せよ!」
なので「そりゃそうでしょ。」ってわかってることを、
1ミリもしないんですよね。
1ミリもです。
YouTube投稿するくらいなら、バズらないとやらない。
再生が伸びないから3本でやめてしまう。
誕生日セールをしたけど、毎回1名買うかどうか。
だからもうやらない。
紹介キャンペーンをしたけど、まだ誰も紹介してくれない、
だからもうやらない。
ブログからアクセスが膨大に集まってない。
なのでもう書かない。
「やらない」って選択をすることが多いんです。
僕が教わってそして実感として効果を感じてるのは
あまり売れないし時間もないから騙し騙しになってるが、
一応続けてることから成果が出たってことなのにです。
これって表面的にはすごく無駄なことをしているように見えるんですが、
サボったり、何かのメイン売上チャネルを失った時に
生き残ってる人は例外なく、この騙し騙しでもフルファネルマーケティングを心がけてた
人だなって思うんです。
しかも1個1個と研ぎ澄ます必要は必ずしもないなって思います。
なんちゃってフルファネルマーケティングでいいと思うんですよね。
もし通訳やビジネスアテンドをしてるなら、
顧客の声の追加はサボらない。
各種SNSの公開だけでもしておく。
ブログも書いておく。
サイトへサービス事例を数ページで掲載する。
etc
コーチをしてるなら、
リード獲得の種類を増やす。
ブログ、SNS、YouTube、メルマガもやる。
広告はものすっごい少額でいいからやめない。
過去のクライアントへの連絡も途絶えさせない。
etc
多品目のECサイトをしてるなら、
すべてのキャンペーンを愚直に継続し
新商品の登録は絶対にペースを下げない。
etc
その程度でもいいのです。
もちろん、
何年も旅ばかりしてれば業績は間違いなく落ちますよ?
でも短期間であれば揺れが少ない状態になるなって思うんです。
とはいえ、僕もこの点ちょっと反省してることがあって、
クライアントさんに最初にこれを言うと、
まず、やってくれません。
だってできるだけ短期間に、
必要十分の労力で成果を出したいし、
そうじゃないとやる気もでないと思うんです。
なのでコンサルする時は、
それを最優先でビジネスを組み立てるので、
フルファネルマーケティングはおろか
ワンシングスで売り上げを上げることが多いです。
でも、これがうまくいけばいくほど、
フルファネルマーケティングには心は動かないって皮肉があるんですよね。
だって1の力で100儲かった人に、
さらに1を稼ぐために10のことをしろっていっても
やる気なんて出ないじゃないですか?(笑)
そういう理屈です。
昔有名なコンサルの「ダンケネディ」の書籍にこんなやり取りが載っていました。
ビジネスがうまく言ってない人が成功している経営者にコツを質問した時の答え。
「私は、30人のお客さんを獲得できる、たったひとつの方法は知りません。
1人のお客さんを獲得できるかもしれない 30通りの方法を全部試しているんです。」
これが答えかなと。
僕もクライアントさんの成果とモチベーションにフォーカスするあまり、
たまにこの理屈を丁寧に根気よく説明することを忘れてしまいそうになります。
ただ最近のECでの広告停止の事件からも
売上が減らなくてホッとした時に久しぶりに思い出したという話でした。
いかがです?
なんちゃってでもいいので、
やったほうがいいことを馬鹿にしてやってないことはないですか?
では。
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【雑談】コーヒー中毒の話
僕は、朝にコーヒーがないとダメです。
てか日中仕事しててもコーヒーないとダメです。
旅行先で朝ホテルにコーヒーがないと落ち着かない始末です。
つまり中毒なんですよね。
で、まそんな自分はさておき、
世の中にはコーヒーにまつわる2つの説があるじゃないですか?
A:「カフェインは毒!やめたら超健康」説
・睡眠の質が激上がり
・体調が別次元
・人生変わった
こういう熱量で語られる話です。
当然この根拠となる論文も普通にあるみたいですね。
しかも複数。いちいち調べました。
B:「いや、コーヒーはむしろ体にいい」説
・リラックス効果
・集中力アップ
・死亡率が下がる可能性
こっちはこっちで、同じくらい論文があるみたいです。
しかも複数。 いちいち調べました。
ま、僕は正直こういう話を聞くと、
結構止めるタイプなんです。
タバコも33歳でさくっとやめましたしね。
でもなぜかコーヒーはそんな気にならなかったりします。
たぶん好きなんでしょうね。
中毒なんだろうけど、
飲むと落ち着くんですよ。
きっと中毒なんですが(笑)
小学生の頃、
お父さんと近所の森にカブトムシをとりにいった帰り、
母ちゃんに内緒だぞと、
「うまいから飲んでみるか?」と、
ダイドーの甘ーい缶コーヒーを買ってくれて
初めて飲んだ時のあの「美味しい!」って衝撃が残ってるのかもしれません。
(だからか、僕は砂糖いれないとコーヒー飲めません)
とはいえ、
健康診断とか、信頼する人に
「このままだと不健康になるよ!」て助言されたら、
すぐにやめてしまうかもしれませんけどね。
お父さんの話はどこいったってことで。
では。また。





