起業で何年も経過したのに儲からなくて心が折れそうな時に聞いて欲しい話

目次
朝起きて「もう無理かもしれない」と思うことありませんか?
「自分でビジネスを始めて1年以上経過しましたが、
結果が出ていなくて、心が折れそうです。」
よくこんな相談をもらいます。
起業で失敗する理由の9割は
何も始めずに終わる人です。
つまり何もしてないんだから当たり前。
でも、残りの1割の人は心が折れて、
自ら起業ってステージから降りてしまう人です。
ちゃんと頑張ってるのに成果が出ないからという理由です。
逆に言えば、やり続けてる限り起業は失敗しません。
なので僕としては後者の方には、
なんとか心が折れないよう踏みとどまって欲しいわけです。
そして、僕も起業して全然成果が出なくて、
お金もなくなって、周りの人と比べて落ち込んで、
何回も心が折れそうになりました。
でもなんとか踏みとどまったおかげて、
軌道にのって17年やれてます。
コンサルでも心が折れそうな人へのフォローを数多くしてきています。
なのでこの「心が折れそうな時」の
踏みとどまり方については言いたいことが結構あります。
ということで今日は、
まさに起業してビジネスをしているのだけど
長い期間、結果がでていなくて、
心が折れそうになっているあなたへお送りする話です。
気軽に読んで聞いてみてみてください。
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文章バージョン続き|起業でずっと結果が出なくて心が折れそうなあなたへ
心が折れそうになる時といっても、
いろんなタイミングがあると思うんです。
当たり前ですが「金がなくなった時。」
次に多いのは「こんなに長い間頑張ってるのに成果が出てない。」
と感じる時。
つまり時間が経過しているのに結果が出ないってことは、
この後も結果が出ないのではないかという焦りや絶望感。
次が「誰かに否定されたり、誰かと比べた時。」です。
僕は親戚で経営者の人が羽振りが良いのを見た時や、
同時期に起業した人がどんどん儲かってるのを見た時でした。
あとは「ちょっとした事件があった時」
別に売上にそこまでインパクトがないのだけど、
広告アカウントが停止されたり、
たった一人の顧客から解約なり返金を要求された時。
普段なら何にも思わないのだけど、
弱ってる時に言われると「もういいや。」とか思ってしまいます。
僕は弱気な性格なので全部経験しましたが、
これらも踏まえて対処法を説明していきますね。
1、時間ではなく分量で考える。
「何年もビジネスをしているのにうまくいかない。」
こう考える時の絶望感は、経過時間を見ているからだと思うんですね。
1年なのか3年なのかは人によりますが長さだと思うんです。
でもビジネスはワインと違って経過時間に意味はありません。
分量に意味があるんですね。
SNSもブログも1年間投稿してきた。
これは成果がでるかどうかの指標にはならなくて、
SNSとブログを何個(何記事)投稿したのか?
何文字書いたのか?
という量になって初めて指標になります。
この1年ホームページを作って改造を続けてきた。
この3年いろんなサービスを企画して公開してきた。
これもこれは成果がでるかどうかの指標にはならなくて、
各サイトへのアクセスを何アクセス集めてきたのか?
広告費はいくら使って、何アクセスを集めたのか?
それを何サービス分試したのか?
見込み客と何名と何時間話をしたのか?
こういう量になって初めて指標になります。
もちろんそうじゃない人もいるかもしれませんが、
この分量をどれくらい実行したか?という視点で言うと、
上手く行ってる人が3ヶ月で行う量を3年かけても不足している場合もあるんですよね。
少なくても1年以上継続できる人は起業へのコミットメントが高いので、
量であることを腹に落としてもらうだけで
今後の成果の出方が全く変わると思います。
当たり前ですが、
サイトを作る
アクセスを集める
売れないなら別のサイトを作る
アクセスを集める
このサイクル(量)を回した時、
物理的に失敗はないからです。
いきなり鼻息が荒く鬼の行動力を発揮できないと思いますが、
1年ダメなら今後もダメかもといった誤った認識はなくなって、
「はいはい。やれってことね。」
と納得できると思うんですよね。
心は折れないと思うんです。
やるかどうかは別としても、
いわゆる絶望して心が折れるというより、
「そんなことまでするなら私はビジネスしません。働きに出ます。」
って判断をするかどうかになると思います。
2、目の前の金のことだけ考えない。
想像してみてください。
今日起業して、今日のうちに5000円の売上が出る方法があるとしたら、
まずやってみたりしませんか?
たくさん儲ける方法は明日からまた考えればいいかと思えるからです。
今日起業して、
1年で年商500万、2年で年商3000万になる方法があるとしたら、
まずやってみたりしません?
でも、すでに売上0円を1年か2年続けている場合。
明日5000円売上がるかもしれないと言われてもやらなくないですか?
さらに2年後に年商3000万と言われても魅力的に感じないと思うんです。
どうしても長い期間我慢したので、すぐにそれを上回る成果が欲しいと思うんです。
結婚せずに40代後半になった男性は、
結婚相手の理想がすごく高くなる人も多いとか。
これは「ここまで結婚しなかったんだから自慢できる相手じゃないと!」
などと思うそうなんですよね。
先ほどの量の話にも通じるんですが、
期間は起業でほぼ価値を持ちません。
(ドメインの価値とか、顧客から見たときの印象論は別ですよ?)
そして量で成果が出ます。
なので1年経過してるからすぐに金にならないとなんて考えは一切捨てないと
余計成果が出ないんですよね。
なぜなら量をこなすより、
「当たり」を探す作業になっていくからです。
一攫千金を探す自分になってしまうので、
これはとても危険です。
一攫千金のネタが見つからないことがイコール
心が折れるに繋がるからです。
3、「成功というお化け」に洗脳されない。
最後にマインドの話になりますが、
僕はこれが一番きつかったです。
説明します。
多くの人は起業、ビジネスをする時、
「なりたい自分」があると思うんです。
好きな場所に自由に移動して仕事をしたい。
親に家を買ってあげて良質な老人ホームに入れてあげたい。
配偶者に依存しない状態になりたい。
などなど。
でもビジネスで成果が出てないと、
当然こことのギャップが大きすぎます。
なんなら1ミリも近づいてさえいない。
そんな時、絶望感というか焦燥感に襲われます。
「なりたい自分になれてない自分」に絶望するわけです。
これっておかしいですよね。
別になりたい自分になれてなくても
自分は自分じゃないですか?
単に「なかなかうまくいかないな」ってだけの話なはず。
でも「なりたい自分」への希望が強くて、
しかも長くなれていないと、
「なりたい自分」が「本当の自分」に
置き換わってしまうことがあります。
つまり今の自分は自分じゃないんです。
偽りの姿。仮の姿なんです。
当然今の自分がファンタジーになって、
なりたい自分が現実ということになります。
これではしんどいのは当たり前。
心が折れるのも無理はありません。
僕はこれを、
「成功のお化け」
「本当の自分という幻想」
と呼んでいます。
解決策は1つ。
今の私が偽りない本当の私。
という当たりの事実を認識することですね。
であれば
戦国時代に転送されたけど、
なんとか元の世界に戻りたいともがいているような
辛い感覚はなくなると思うんです。
単に「もっと良くなるために頑張っていこう」
ってなると思います。
そうなると、
仮の姿ではできなかったSNS投稿1個でも
大事にする様になると思います。
友人と訪れたリーズナブルな近所のレストランでの食事も
充実したものになると思います。
不甲斐ない自分に腹がたつことはあっても、
心が折れるという心境にはならないのではないかと。
4、生活費とビジネスを連動させない。
最後にこれもとても大事。
たとえば仕事を辞めて独立した人にとって、
生活費が支払えなくなるのは何よりの恐怖ですよね。
なので売上0。収入ゼロは、貯金が尽きて生活費が払えなくなるまでを
成果を出すタイムリミットにします。
スタートアップでいうキャッシュアウトまでの期間です。
別に家族など扶養家族がいる場合は、
当たり前の話です。
でもこのキャッシュアウトのリミットと、
ビジネスで成果を出す期間を完全に同期させるから
心が折れることにつながります。
なぜならリミットがあるということは、
目の前の金を追うようになるし、
結果として量もこなさなくなるからです。
焦ると量を増やす人はとても少なくて、
一攫千金を探すことに囚われやすくなります。
僕はこれがとてもしんどかったんですが、
生活費がキャッシュアウトしたら
アルバイトをするかコールセンターの仕事でもするかと
割り切ってからものすごく気が楽になって
量をこなすようになってすぐ軌道に乗りました。
5、そもそもビジネスは騙し騙し進むもの
とはいえ、ビジネスをするのは生活する生身の人間です。
いくら目的意識が高くても、
いくら自分を律することができる人でも、
時には作業できなくなったり、
やる気を失うことだってあります。
生活上のトラブルが起こったり体調を崩すこともあります。
つまり予測不能なことが起こるランダムウォークなんですよね。
なのでカスタネットみたいに
やる気ある時、やる気ない時、
作業を止めてしまう時期、
やる気満々な時期、
ダラダラだけど手は止めてない時期があるものです。
みんな同じ。
なので心が折れたらダメってことじゃなくて、
ステージを降りない限りは大丈夫です。
僕も会社員からビジネスを始めましたが
ダラダラした時期もあるし、なんやかんやで起業するまで3年以上かかってます。
独立してからもずっと事業そのものを伸ばすことに真剣だったかといえば、
途中遊ぶことが面白かったり、
海外渡航しまくるのに興奮してたりの時期もありました。
でもどこかで「事業をもっと成長させたい」という気持ち?焦り?だけは持っていましたので、
なんとか伸びてるんだなって思うんですよね。
つまり「私はビジネスを軌道に乗せるし成長させるぞ。」と
実態とは別に思い続けてるだけでも大丈夫ってことです。
実態はさておき思っていて騙し騙しやっていくのもとても重要なんですよね。
いかがですか?
「心が折れそう」
には本当はもっとエモーショナルにケアした方がいいとも思います。
「あなたは十分頑張ってます。」
「きっと諦めなければ成果は出ます。」
とか。
「無理しなくていいよ。」
とか。
でもあくまで僕は成果を出すってことを目的しているので、
理屈で説明してみました。
気分が悪くなった人がいたら申し訳ないんですが、
乱暴に言えば
やるべき試行錯誤の量をしっかりこなしているけど
数年結果が出てないって人は一人もいないと思うんですよね。
でも最後に1個だけ。
とはいえ、あなたは十分頑張ってきました。
その気持ちは本物です。
このメールを読んでくれてるだけでも大したものなんです。
ステージを降りてないわけですから。
だからこそここで諦めるのはもったいない。
もし今まさに心が折れそうで、一人で抱え込んでいるなら、
無料相談で一度話してみてください。
そして、このメールが一人でも心が折れずに踏みとどまるきっかけになると嬉しいです。
※もし自分のビジネスについて相談したい場合はこちらからどうぞ。
無料相談のご予約はこちらから
▼
https://www.contentslab.net/ppc_new.html
【雑談】ありがとう先生!
先日、僕が起業当初お世話になった
コンサルタントの先生が
引退されると聞いてびっくりしました。
体調の問題ではなく、
もともと60歳で引退するつもりだったそうで、
次のステージに進まれるのだろうと思います。
お金持ちですからお金の心配はありません(笑)
実はこの先生には、今日のテーマにもつながる
「心が折れそうになった時」に救ってもらった
大きな恩義があります。
詳細は省きますが、
厳しいアドバイスをいただき、
その時は腹が立って泣きました。
でも冷静になれば当たり前のこと。
後日その話をしたら
「あなたなら受け取れると思ったから
強めに言った」と言ってくださっていて、
その一言が今でも忘れられません。
おかげで腹をくくって量をこなすようになり、
結果、今の仕事が軌道に乗りました。
そんな恩義もあり顧客でい続けたいと思っていましたが、
個人的な繋がりは変わらず続くので、
次のステージで何をされるのか楽しみです。
ただ、人から「引退」とか「定年」という言葉を聞くと、
自分は起業当初の30代から気持ちは変わっていないのに
年齢は確実に上がっているんだなと実感します。
先生、本当にお疲れさまでした!