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【下りエスカレーターに逆らって走ってる人】

こんにちは。河野です。今日も開封して頂き、ありがとうございます。

「下りエスカレータを上るようなビジネス」

そう揶揄される世界があります。

それは、ライバルが大量にいて、なんならどんどん増えていて、かつ低価格競争に入っていて、かといって需要は減っている。

そんな商材や業界にいる状態のことです。

現在でいったら、実店舗のパソコン教室とかですかね。

逆に、

「上りエスカレータを上るようなビジネス」

と比喩される世界もあります。

それは、ライバルが大量にいて、なんならどんどん増えていたとしても、
低価格競争には入っていないし、需要は増え続けている。

まーそんな商材や業界のことですね。

現在でいったら、アジア進出。スマホのアプリとかでしょうか。

起業家からすれば当然、

「とにかく上りエスカレータに乗れ!」

という話になります。

自然な判断ですよね。

実際下りエスカレータだと相当つらいです。

ただ、僕はちょっと違う意見だったりします。

ということで今日は、僕が思う下りエスカレータの乗り方降り方をお話しますね。

■上りエスカレータ、下りエスカレータの行く末

ひとつ具体的な例を出してみましょう。

たとえば、アメリカ企業とのビジネスマッチングや、アメリカのビジネスの調査コンサルティング事業。

20年くらい前は、超上りエスカレータです。

ロス、NYをはじめ都市部や産業の集中している地域にいるだけで商売がなりたっていたといいます。

アメリカのビジネスアイデアを持ち込めば儲かる。
アメリカに売れば儲かる。

と言われていた時代ですね。

ただ、現在ではほぼ例外なくこの事業を今もやっている人は苦戦されていると思います。

僕も、ほとんど休業中といった事務所をたくさん見ました。

なぜなら、トレンドが変わったからですね。

「もうアメリカじゃない。」

「アメリカの情報なんてネットで取れる。」

こういうことなんです。

一方、アジア特にASEANやインドへの進出支援や、ビジネスマッチングする業種は完全に上りエスカレータだと思います。

僕もいくつかお手伝いしていますが、面白いように問合せがきます。

同じことをしているのにアメリカかアジアかというだけなのにです。

ネットで集客してみると、余計認識できるのですが、同じ労力と予算で広告やSEOでアクセスを集めても、

・アクセスの集まり方。
・反応率

ともに、ぜんぜん違います。

じゃー、アメリカで進出支援をする人も、これからコンサルティング事業をする人も、アジアを主軸にするべきか?
上りエスカレータに乗ればいいのか?

というと、そうじゃないと僕は思うんです。

というのも、アジアのこのエスカレータも、”長い目に”見積もっても今のアメリカ進出のようになるということだからです。

当然稼げるうちに稼ぐのが良いといえばそれまでですが、税ヌキの留保金1億を5年くらいやって、逃げれるならそれでもいいものの、事業規模がそこまででもなかったりするですよね。

で、あれば短期的に上りエスカレータであることだけを見ていると、あぐらをかいて5年後10年後に結局下りエスカレータに乗っているということになってしまうんじゃないかと。

現に、一時大流行した、海外ブランド品の平行輸入。

上場した平行輸入の販売モール”バイマ”は一人勝ちですが、個人でやっていた人は低価格競争に巻き込まれて、ほとんどの人が利益が出ていません。

・長く利益を出し続ける

これががビジネスの肝というか重要なポイントだと僕は思っているので、上りエスカレータにぴょんと乗ってしまう場合、相当な額を留保できるくらい短期で稼げるようじゃない限りちょっと危険じゃないかなと。

くどいですが、短期で終わるのが危険といっているわけじゃなくて、なまじ上りエスカレータなので利益を出すのが結構楽な部分があるんですよね。

そうすると、苦労をするということができなくなるんです。

で、短いサイクルで上りエスカレータを探す暮らしになりがちなんですね。

でも相当な天才でもない限り、上りエスカレータを見つけられません。

なんなら最初のエスカレータは偶然=運ってことすら多いんですね。

となると、やはり、地道にマーケティングをして地道に利益を生み出す状態にしておくビジネスをしておくべきなんじゃないかと。

あ。でも上りも下りも両方乗るなといっているわけじゃないんです。

上りエスカレータに乗っているなら、平坦な道に乗り換える。

下り上りエスカレータに乗っているなら、平坦な道に乗り換える。

こういうことが必要なんじゃないかと。

先ほどのアメリカやアジア進出ということであればですね・・・

早めに進出したクライアントさんに、継続したお付き合いができる現地事務所の代行サービスとか、会計サービスとかを提供して既存のお客様だけでも利益が出る仕組みをつくっておくとか、

進出したい人の中でこれはというビジネスを協業して別のビジネスそのものを手がけておくとか、

そういうことなんです。

アメリカ進出と同じく下りエスカレータっぽいのはアメリカ会社設立サービス。

日本で株式会社を作るのにお金がたくさん必要だった頃は、アメリカで10万くらいで会社をつくって日本に支店登記するというのがはやりました。

その後、日本で株式会社設立の条件がゆるゆるになって、アメリカ法人設立のメリットが消滅したんですね。

(今は、AMAZONのアメリカに商品を出品したい人が 増えて、その条件として会社設立、銀行口座開設を する人が増えたので上りエスカレータっぽくなっていますが。)

ただ、僕のクライアントさんは、会社設立とセットで会計サービスも提供しているので平坦な道に以降していってあるんです。

なので、上りのときは新規客が増えるものの、くだりになっても、コアな収益源はもともと下りものぼりもない商材にしてあるというわけです。

■新規客の集客に利用する

わかりますかね?

僕は運よく上りエスカレータにいる人は、今後の下りに変換するときを見越して、平坦なビジネスに移行していけばいいんじゃないかなと思っています。

上りエスカレータはその新規客の集客チャンネルだと思ってしまえば、リスクもあまりかかえないんじゃないかと。

逆に今下りにいる人は、せめて今までのお客様を、平坦なビジネスに移行していけばいいんじゃないかなと思っています。

それすらできないなら、

「時代が変わった。」

と受け入れて、上りを探して新規客獲得に使うか、また改めて平坦なビジネスをされるほうが意義があるかなと。

例外もあります。

たとえば、下りエスカレータに乗っているとしても、周りの人が上りエスカレータ時代しか知らないので上る速度が遅い場合です。

つまり、マーケティングや顧客サービスがショボイ場合。

いうなれば、エスカレータのベルトの上る速度より、歩いている人の速度が遅すぎてみんな下がっちゃっている状態。

これなら、上りエスカレータの中でも上り続けることはできると思うのですね。

ただ、そうじゃない場合、下りエスカレータはやはり乗り換えるか、

過去を振り返ると示唆があると思うんです。

情報商材
携帯(日本のガラパゴス携帯)

海外ブランド品並行輸入

スマホのゲーム

アジア進出

クソつまらないことを言いますが・・・・

・粛々と継続できるビジネス

ってすごく強いと思いますよ。

超急角度の上りエスカレータを探すのも楽しくてしょうがないのですが、ひとつは粛々と継続できるビジネスを持っている状態にしておくといいんじゃないかと思います。

すごく小さい世界で表すと・・・

嫁さんがクリーニング屋をきりもりしていて月商300万 留保金80万。

亭主がアジアでビジネスしていてちょいちょい儲かったり、赤字だったり・・・。

みたいなのだといいですね。

以上

今回のトピックは、いかがでしたでしょうか?

このメールにそのままお返事いただくと僕が直接全部お返事しますので感想、ご質問、ご相談など、ぜひご連絡くださいね。

また次回お会いしましょう。

今後もリスナーさんからのご質問を取り上げてみたいと思います。
「いったい何をやればいいのか?」悶々としていることでも結構です。

無料相談が怖いななんて躊躇している人は匿名でもいいですから軽く質問してくださいね。

※ニュースレターの公開質問相談はコチラまで。https://www.contentslab.net/podcastrequest.html(匿名OKです。)

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過去3週のネタ
【専門職のジレンマ語学,IT,会計,デザイン】
【ビジネス成功法は教えてもらわずに盗む】
【ネットショップを開業したい!たとえば、メキシコの革製品を売るとして。】

※ニュースレターの以前のバックナンバーはコチラから
<ポッドキャスト版>好評いただいています。http://www.voiceblog.jp/contentslab/<ニュースレター版>https://www.contentslab.net/category/news-letter
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【編集後記】
ベトナムから戻ってきました!
おそらく今年最後の海外渡航だったんですがとっても有意義でした。

日本からご参加の丸山さん。Sさん。ホーチミンからご参加の井潟さん。シンガポールから仕事を絡めてきてくださったUさんアジアを旅行中にご参加くださったSさん。そしてなにより、メインスピーカをしてくださったハノイの田中さん。

みなさん、突き抜けた経歴と経験をされていて、僕が逆にまた学ばせていただいたと思います。

集合写真がまだ間に合っていないのですが、ちょいちょい、YoutubeとFBで道中記をアップしています。
http://www.facebook.com/kounotatsuohttps://www.youtube.com/user/ContentsLab

返ってきて娘が
「パパ おかえり」
って大きなポスターを作ってくれていました。
泣きそうでした。(笑)

と最後も結局親ばか話ってことで。

■追伸その1

学生さんとの座談会
第2弾があります。
12月15日土曜日の14時からです。

すでに学生さんが8名です。
今回はわかりやすく
「就職も決まらないとか 路頭に迷ったときでもお金を稼げる方法」
というリクエストのようなので僕の得意なテーマになりそうです。

あとたぶん1名は入れるみたいなので学生じゃなくても見学OKみたいなので興味のある方は連絡くださいませ。

■追伸その2

来年にかけて新しい企画やらプレゼント結構準備しています。

いくつか予告しますね。
・ポッドキャストの公開収録 東京都内でやります!おそらく何度か。

・海外起業家インタビュー第四弾は いよいよクライアントさんの登場です。 もちろん初回はベトナムの・・・。 これは相当やばいです。面白いです。 なので一部意地悪でカットしようと思っているくらいです。(笑)  公開は来年です。乞うご期待。

・幻の?初回配信も含めポッドキャストバックナンバー 特別プレゼント付で配布します。 公開は来年です。乞うご期待。

■追伸3

リスナーさんからの公開質問をこのニュースレターで取り上げてみたいと思います。

直接相談するのに躊躇している方は、ニュースレター上でお返事しますのであまり構えることもないかなと思います。お気軽にどうぞ。

起業前、副業前?の悶々とした相談も取り上げています。

※ニュースレターの公開質問相談はコチラまで。https://www.contentslab.net/podcastrequest.html(匿名OKです。)

■追伸その4

このニュースレターとポッドキャストのFaceBookページが地味にあります。
http://goo.gl/hMxqN
よろしければ「いいね」よろしくお願いします。

また個人でもFace Book 結構書き込んでいます。仕事、プライベート。

そんな書き込み気になる奇特な方は友達申請してください。(抵抗あればフィード購読だけでもいいですよ) 河野のFace Book
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