業績が伸びない問題の90%はコレ。儲からないのはあなたの能力ではなく意外な理由。
日本河野竜夫目次
「儲からないのは“あなたのせい”です。」
もしあなたが今、
儲けたいと思って毎日努力しているのに、
何年も儲かっていないとか、
業績が横ばいになってるとしたら、
結構悩んでると思うんです。
手がけてるビジネスが悪いのかな?
マーケティングの方法が間違ってるのかな?
いろいろ考えますよね。
でも多分ですが、
あなたが儲からない理由は、
ほぼ100%あなたのせいです。
「いや、そんなのわかってるよ。やり方が悪いんでしょ?
だからどうしていいか考えてるんじゃん。」
と反論されると思いますが、
そういう意味じゃないんです。
そもそもあなたは儲けたいと思ってないんだから儲かるわけがない
能力が低いとか、
選んだビジネスが悪いとか、
マーケティングが失敗しているとか
自信がないとか
行動力がないとかじゃなくてです。
「これ以上儲けない」
という選択をしてるってことなんです。
なんだか意味不明ですよね?
でも、本当なんです。
なぜなら僕もそうだったし、クライアントさんにも、
そういう人がけっこういるからです。
と言われてもまだ意味不明だと思いますんで、
今日はこのカラクリを、お話ししていきます。
動画で見る|業績が伸びない問題の90%はコレ。
文章バージョン続き|業績が伸びない問題の90%はコレ。
それはもう何年も前に
友人と食事をしてた時の事です。
彼は若い頃に起業して、
複数の会社を大きくしたやり手。
2人とも起業してるので、
当然「最近ビジネスどう?」
みたいな話になります。
その日は珍しく僕は少し愚痴、自虐モードでした。
僕「いやー、ビジネスをもっと大きくしたくて頑張ってるけど、ダメだねー。俺はやはり君と違って才能ないわ。えへ。」
嘘ではないけど軽口のつもりだったんですが、その時の友達の言ったセリフが今でも忘れられないです。
友人「え?河野さんって、ビジネスを大きくしたりしたかったんですか?
10年付き合ってて初めて知りました。」
「え?」
って話ではないですか?
嫌味や冗談を言ってる風でもなかったので、
キョトンとして一応確認してみたんです。
僕「え?知り合った頃から、ビジネスは大きくしたいと思ってるし、
●●さんのようになりたいと頑張ってるつもりなんだけど、なんでそんな風に思ってたの?」
するとハッとすることを、言いにくそうにするでもなく、
あたりまえのように、さらりと言われました。
友人「だっで、河野さんはBtoB的なビジネスをしているけど、
知人の多い僕に1回もお客さんを紹介して欲しいと言われたことがないし、
誰かにビジネスを売り込んでるのを見た記憶がないんです。
そして家族のケアを優先したり、海外ばっかり行って楽しそうにしてるんで、
そういうライフスタイルの方が大事なんだと思ってました。」
つまり、
「あんたビジネスを大きくするための仕事してなくね?」
ってことなんですよね。
薄々というか本能では理解していたことだったんでしょうね。
ものすごく納得したのを覚えています。
で、これが確信に変わっていったのは、
クライアントさんにもビジネスを僕よりはるかに急成長させる人や、
ビジネスが急成長してる知人をまじかで見るようになっていってからです。
そういう人がどういう毎日を過ごしているか?
例をいくつか出しますね。
例えば、会社やってれば仕事につながるわけではないが、
同じような規模の会社の経営者連中とわちゃわちゃ飯でも食べましょう!
みたいなこともあると思います。
それがパリだとします。
本人はパリの郊外。
でも、そういう人は「金になる仕事のついで」がない限り、
まず参加しません。
移動時間がわずか1時間でもです。
誰かと会うにしても、
情報公開とかそういう理由で人と会ってなくて、
商談、プレゼン、取引先との打ち合わせ、スタッフとのミーティング
そういうことだけで予定を埋めていきます。
その人がオンラインマーケティングに強いとします。
基本的に「ネットで引き込む」スタイルでも十分金になるんですが、
積極的に頭を下げて人を紹介してもらい、営業をかけてます。
これまでやったことがないサービスや商品でも
欲しいと言われれば準備して売り出してみます。
お客さんが「いい人」「波長が合う人」「嫌な奴」かどうかは関係ありません。
商品を求めていてくれてお金を払ってくださるなら受注します。
バカンスや帰省にパソコンを持っていって
滞在先のプールよりWifiの速度を気にしてるのはいうまでもありません。
SNSも「やってる人の場合」は当然毎日発信してたりします。
コメントも面倒でも返してます。
要するに、
「常に売ってる。THE商売をしている。」ってことですね。
こんな動きと自分を比べたときにわかることは、
「自分は会社を大きくしようとしてるわけはない。」
ってことなんです。
だって、大きくするための時間の使い方ではないですからね。
これをやるくらいなら「大きくならなくても良い」
これをやれるなら「大きくならなくても良い」
こういう選択をしているってことなんだろうなと。
でも、別に落ち込んだりはしませんでした。
逆にポジティブに捉えたんですよね。
自分が無能だったり運がなかったりってことではないんだと思ったからです。
「よかった、俺は”あえて”大きくしようとしてないんだ。」
って都合よく解釈したからです。(笑)
有名な漫画のタイトルでもありましたが、
「俺はまだ本気出してないだけ」ってやつですよ。
まーこれは自虐をこめて誇張したわけですが、
会社を大きくすることを最優先にするという意思決定をしてないからこそ、
当然の結果ということだけは事実だろうなと思いました。
もちろんこんなの数人のケースを話しているだけと
疑う人もいると思います。
でも、会社を大きくすることにオールインしてないのに、
大きくなった人のほうが多分イレギュラーケースだと思います。
そう見えてるとしたら、
「オールインせずに業績が急拡大する」ということを売りにするための、
ポジショントークとしてそのように見せてるだけだと思うんですよね。
■あなたは業績をあげないと決定しただけ。
と、ここまでが僕の気づきなんですが、
今日のテーマにやっと入ります。
これこそが、今日のテーマである
「ビジネスが大きくならない理由」の多くを占めてるんじゃないのかなと。
いかがですかね?
あなたも「大きくしようとしてない」自覚があったりしませんか?
あ。別にこれ。
悪いことだと思わないんです。
これをやるくらいなら「大きくならなくても良い」
これをやれるなら「大きくならなくても良い」
こんなふうに考えてると、
儲からないって話をしているんじゃないからです。
それでもある程度の時間をちゃんとつかって、
効率的、合理的にやれば
ある程度満足のいく収益が安定して出せます。
好きなことをする時間とお金くらいは手に入ると思うんです。
ただ、どんどん!もっともっと!は大きくならないよねって話ですね。
しかも、
その代わりに何かを手にしてると思うんです。
一度はいってみたかった旅行先?
二度と戻らない家族との時間?
没頭できる趣味の時間?
一生の付き合いになる仲間との出会いと繋がり?
燃えるような恋??
これを「もっともっと大きくする」ことよりも
優先すると意思決定した結果なんだから、
悪いとかいいとかはないわけです。
だから「こうしたほうがいい」って提案は今日は特にないんです。
単にあなたが選んだだけ、そこに正しかったとか間違ってたとかも存在しない。
ってことを言いたかったんですよね。
で、もしそれは嫌だと思うなら、
今「もっともっと大きくする」って意思決定をして、
それに活動時間を投下してけばいいだけなのかなと。
■アドラー心理学的な解釈
ちなみに、
この現象は「アドラー心理学」でも説明がつくかもしれません。
アドラー心理学では、
人の行動は「原因」じゃなく“目的”で動く という考え方だと言っています。
どんな現象も、
「XXXができなかった。」じゃなくて、
「XXXはAAAという目的のためにしたくなかった。」
こう説明されます。
たとえば、
会社を大きくできていない時って、理由は色々言えるんです。
売り方が悪い。人がいない。時間がない。
でもアドラー的にはこんなの全部あとづけで、
本音はもっとシンプル。
自由を失いたくない。
責任が重くなるのがイヤ。
失敗したくない。
こういう“守りたいもの”があったから、
成長させる選択じゃなく現状維持のほうを選んでただけって解釈をされます。
だから
「能力が足りない」とか
「根性がない」とか
そういう話じゃないんです。
ただ
守りたいものが勝ってただけ。
ということで、こういうことがわかってくると
売上が倍々ゲームで伸びてないことに落ち込む必要も
卑下する必要もないのだろうって思うんです。
だって、そうしたくないんだもの。
単純に次は何を意思決定するか?
ってだけじゃないかなって思うんです。
さて、来年はどんな意思決定をしますか?
では。
※もし自分のビジネスについて相談したい場合はこちらからどうぞ。
無料相談のご予約はこちらから
▼
https://www.contentslab.net/ppc_new.html
【雑談】メダリストと無知なおっさんの話。
今日の雑談は「無知とは怖い。」って話をします。
昔、大学へ「試験システム」を導入する仕事をしていた頃の話です。
現地の大学にいって、
担当者として紹介された職員の若い女性に、
システムの使い方を説明していました。
こう言うと失礼だけど、
オフィスワークの職員だし、年齢もお若いのに
あまりPCの仕事が得意ではありませんでした。
なので、僕もまあまあ偉そうにレクチャーしてたんですよね。
でも、その女性に接している時、
他の職員さんたちが、やけに気を遣ってる感じがあって。
「若いスタッフだから大切に育ててるのかな?」
くらいに思ってました。
が、休憩時間に雑談してみた時にその理由も
その人がPC仕事が苦手なこともわかります。
会話の節々に、
「あー私も昔海外の試合に行ってたころは〜XXXよく食べてまして。おいしいですよね。あれ。」
とか、
「来週は、講演で東京に行くんで、これは再来週までできないんです〜ごめんなさい!」
とか。
「講演??」「試合??」みたいな。
でも、職員の部屋の壁に貼ってあるポスターをみて
はっもしかして?とピンときました。
その大学はスポーツでめちゃくちゃ有名な大学なので、
有名選手のポスターとかが貼ってあるんです。
え?もしかして?と
手元でコソコソその職員さんの名前でググってみました。
はい。すぐ出ました。
顔もずらーっと。
なんと、オリンピック水泳の“銅メダリスト”。
そりゃ事務仕事なんて慣れてないだろうし、
講演会にも呼ばれるはずです。
もうね。謎に焦りました。
知らないことは悪いことじゃないですし、
その女性がまたすっごいいい人で、
気さくな方だったんで何も感じてないはずです。
ですが、
日本代表して戦って結果まで出した戦士だと思うと、
自分の失礼さが恥ずかしくて、
「マジかー」って感じです。
僕の取れる対処は2つ。
A「知らなかったとはいえ大変失礼しました。」
と素直にいう。
B 「とぼけて最初から知ってましたよ。」
と振る舞う。
C 「もう知らないふりをする」
誠実なのはAなんだと思うんですが、
なぜか言えず……
僕の小狡さが全開でそこからは急にアスリートさんへの質問が増えていきました。
結局、
「もうトレーニングはされないんですか?」
とか
“最初から知ってましたけどね感” を醸しながら接するという、
なんとも小賢しい立ち回りをしてしまいました。
態度が急に変わったの、ご本人は気づいてたでしょうね。
でも素敵な人だったんでおくびにも出されませんでした。笑
それにしても、
咄嗟に安物のお笑いコントみたいな動きを自分の小物ぶりに
一人で笑ってました。
当時はあのレベルの英雄が、
普通に大学の職員でなれない仕事をしているって
なんか不思議で、
ずっと「もっといい仕事してもらえばいいのに…」
なんて思ってましたが、
全然そんなことなくて、普通にコーチをなさってたようです(笑)





