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究極の“ひとりビジネス”は一人でやるんじゃないんやで?【第576回】

こんにちは。河野です。
今日も開封していただきありがとうございます。
(動画、文章、音声 でお届けします。)

「ひとりビジネスをしよう。」
「ひとり起業がおすすめ。」

こう言われて久しいですが、
2021年現在では、さして珍しくもありませんよね。

それもそのはず。
ネットを使って収益を得るってことが珍しかった10年前とは違い、
今ではネットを使って収益を得ること以外のことをしているほうが珍しいからです。

そして、ネットのビジネスはひとりでやれるものが多いので、
結果としてひとりビジネスもやりやすくなったということだと思います。

ところで、ひとりビジネスってどういうイメージを持ってますか?

ひとりだからオフィスを持たなくてもよいから固定費もかからない。
スタッフを抱えないからコストも抑えることができて利益も増える。

ひとりなので勤務時間や場所も自由でストレスがない。
スタッフのマネジメントに悩むこともない。

こんなところでしょうか?

僕自身もたったひとりでビジネスを始めましたし、
海外のクライアントさんもひとりでビジネスを始めた人が圧倒的多数です。

そのおかげで初速がついたことは間違いないし、
ピンチになっても身軽さから切り抜けやすかったことは間違いありません。

“ひとりビジネス”が正解の一つであることには疑いなさそうです。

でもね、10年以上経過した現在。

僕もクライアントさんも、たったひとりでビジネスやってる人、、、、いないんですよ。
一人ではビジネスをやっていません。

かといって、ひとりビジネスのメリットを失ったかというと、そういうわけでもありません。

利益額?圧倒的に増えてます。

ストレス?圧倒的に減ってます。

自由度?自由な時間も圧倒的に増えてます。

固定費?ほぼゼロのままです。

それは、ひとりでビジネスをやってるわけではないんだけど、
ひとりビジネスのメリットをそのまま継承しているからなんですね。
ひとりでビジネスをしないけどひとりビジネスのメリットだけ得る方法を採用しているからです。

今日はこの辺のカラクリをお話ししたいと思います。

ということで、今日は利益を残すべき時と、別の数字を見るべき時についてお話したいと思います。

今日もYouTube動画とPodcast音声と文章版でどうぞ。

動画で見る|究極の“ひとりビジネス”は一人でやるんじゃないんやで?

文章バージョン続き|究極の“ひとりビジネス”は一人でやるんやないんやで?

では、“ひとりビジネス”は最強だけど、業績伸ばし続けて自由度も上がったんだけど、
“ひとりでビジネスをしているわけではない”状態ってなんなの?という話の続きです。

ひとりでビジネスをしていないのに業績が伸びている人は、
相変わらず社員はみなさん0名です。
優秀な共同経営者がジョインしたってこともありません。
たいていは事務所も借りてません。
いなければならない場所も存在しません。

でも、ビジネスの運営や組織運営を、ひとりでやってるわけじゃありません。

ひとりビジネスだけど、ひとりでやってるわけじゃない。

逆にビジネスを、いつまでたっても、たったひとりでやっている人は業績が伸び悩みがちです。

かといって、ひとりでやってるわけじゃなくて、社員を抱えてオフィスを借りたりして、
ひとりじゃない状態にしている人だとしても、それだとストレスは増大するばかりで、固定費によって利益も圧迫されたりして、結構大変になっていってます。

Aひとりビジネスをひとりで続けたら業績伸びず、
Bひとりでビジネスをしないように人を雇えばストレスまみれで利益も縮小。
Cでもひとりビジネスをひとりでやってないのに、ストレスもないし業績が伸びてるケースもある。

3つのケースがあるわけです。

なんだか混乱しますよね。
この違い。伝わります?

僕が思う正解はCの状態になることなんですが、その根本的な違いをお話します。

メリットをちゃんと享受できる正しい「ひとりビジネス」(Cのパターン)というのは、
ただ単に“ひとりだけですべての作業を行うということ”を意味しているのではないって意味なんです。

逆に、ひとりだけですべての作業を行ってないけど“ひとりビジネス”なものと、
単にひとりだけですべての作業を行っていないし、ひとりビジネスでもないスタイルが存在するということです。

簡単な例を出します。

何処かの国でエステ店を経営しているとします。

スタッフはフルタイムとか週4日とかで時給か固定給で雇ってます。

でも今はお客さんが少なくて、そこまで忙しくないから明らかに暇な時間もあります。
この時間を有効活用しようとして、ブログを書いてもらったり、インスタグラムの運用をしてもらったり、
セールス電話をしてもらおうかと思いつきました。

または、ウエブサイトをまともに運営してなかったから、その作成や更新作業をしてもらうことにしたかもしれません。

結果、、そのスタッフが期待通りにブログを書くことや、インスタを運用することや、サイトを作成したり更新することって稀です。

別にサボってるわけじゃないのでしょうが、そもそもそういう仕事ができる人として採用してませんしね。
できるほうがラッキー。

かといって、外注業者などに依頼しようと思っても、スタッフの人件費が多少無駄になってる現状ではさらにコストをかける気がしない。

これは文字通り「ひとりビジネス」ではありません。

オンラインビジネスでも似ている「ひとりビジネス」ではない例はたくさんあります。

ECサイトを運営しているとします。
受発注業務が忙しくなってきたので、在宅スタッフとして外注さんを採用しました。

順調に受発注業務をしてくれます。
子供が小さいので在宅勤務を希望しているだけで、事務処理能力はとても高い人で助かります。

でも本人は、長期間、毎日長時間仕事をするのが希望。
つまり、フルタイムくらいの給与を安定して得たいと思ってるのです。

でも今の受注規模だと、フルタイムほどの業務はありません。
かといって、あなたはこの人に辞められては困る。ずっとやってほしいと思っています。

そこで、この人にフルタイムで働いてもらえる仕事を探しました。

今はやっていないけど、インスタグラムの運営をして、新規客を集めることができればいいと思って、
インスタ運営を任せることにしました。

さらにメルマガを書いてもらうことにしました。

でも、、、やっぱりインスタ投稿もメルマガも任せられるほどのクオリティには至っていません。

だって、そんなことしたことないし、そもそも興味ある仕事じゃないし、
プライベートな時間削ってまで研究したりもするわけありません。

事務能力が優れているからといって、たいていの人は発信することは苦手で、文章も下手だと思えば、当然の結果です。

でも長く働いてほしいので、また別の仕事を作ろうといろいろ考えることにしました。

かといって、外注業者などに依頼しようと思っても、スタッフの人件費が多少無駄になってる現状ではさらにコストをかける気がしない。
これも、文字通り「ひとりビジネス」ではありません。

とまあ、こんなふうに同じように人に仕事をたのんで報酬まで払ってるのに、
ひとりビジネスのメリットを享受できるものと、できないものの違いが出ています。

時給で払ってるか、成果報酬で払ってるかの違い?
違います。フェアな支払い方法ならどっちでもいいです。

とても単純な理由でして、
人を中心にビジネス運営や組織運営を考えているか?
仕事を中心にビジネス運営を考えているか?
この違いなんです。

仕事中心というのは、言葉の通り。

必要になった仕事がある場合、それを期待する品質と分量でできる人を、
その仕事のためだけに採用します。

“外注”“業務委託”“アルバイト”とかはどうでもよくて、
大事なのはその仕事を期待する品質と分量でできるかどうかだけ。

たとえば、毎日月金、9時から12時だけ受発注業務をしてほしいとします。
作業はITツールをある程度使えなければなりません。

この時に面談や知り合いの紹介で、もと楽天の社員だったと紹介されたからといって
その人が月木しか働けないとか、午後がいいとか希望を言っていたとしても
期待する分量とクオリティを満たさないわけですから採用なんてしません。

仕事に人を当てはめるのが重要であって、
人材を登用したいわけじゃないんです。

ここを履き違えると、いっきに“ひとりビジネス”ではなくなり、
マネジメントのストレスや、無駄な固定費という悩みが噴出して疲れちゃいます。

あくまで必要な仕事をしてくれる人を採用していく形をとります。

なので極端なことを言えば、ある程度はその仕事をITの力で自動化できたりもします。
人である必要がないものは人じゃなくてもいいわけです。

そうすれば、ひとりビジネスなんだけど、ひとりでやってるわけじゃないという最適な形がつくれます。

ここまでいうと、いくつか反論されそうなことをピックアップしてみますね。

「え?私は周りと人間関係を作って、一緒に成長できたらいいと思っています。」

まずはこういう意見。

もちろん、そうしたいならすればいいと思います。
でもさ。本当は抱えてるストレスから目を背けてないかな?とも思うんですよ。

一緒に成長するとか言いつつ、その人たちを食わせてるだけになってない?ってこともすごく多いです。
これじゃ社長が潰れちゃいます。

くどいですがかっこいいんですけどね。
でも凡人がそこまでストイックになるのはもっと余裕ができてからでもいい気もします。

ていうかさ、
仕事に人を当てはめていったって、人間関係は気薄になったりしませんよ?

逆に全員責任をもって仕事をする集団になるので、かえって仲良くなったりもします。
馴れ合いじゃないけど、一つの社会は出来上がっています。

「てか、すべてひとりで行えてるのなら、ひとりでもよくない?業績も伸びてるし。。。」

次にこの手の反論。

ま、それでいいんならいいのですが、業績が伸びてないなら間違いなくひとりだけでやってるからです。
業績が伸びてる場合も、未来永劫その仕事に飽きない。病気しない。他のことで人生でやりたいことは別にない。
みたいな割り切りってか現時点での天職だと思っていて、飽きたらその時また一からやるって割り切りがあるならいいと思います。

でもやはり一般的にはそこまで強い人はいないので、
飽きること。体力が低下すること。などを考慮してひとりビジネスだけどひとりでやってない状態になるといいとは思うんですよね。

「そんなに都合がよい人材なんかいます?」

最後にこの反論。

います?てか探すんです。
ここまでフリーランスや在宅の仕事の形が多様化していて、
採用のプラットフォームも多くありますから見つけようとすれば見つかります。

もし見つからないとしたら、たぶん社長しかできないたぐいの仕事をさせようとしているのでしょうね。
集客とか、マーケティングとか、そういう類のことです。

ドラッガーさんも過去にこの状態を予言していました。

「これからの会社は専門職の人間を所属させたり、縛りつけることは不可能になるだろう。」

まさにそうなってきてるなって思うんですよね。

仕事に必要な人かツールを当てはめる。
決して人に仕事を最適化しない。

これを意識するだけできれいなひとりビジネスにできると思います。

ーー動画だともうちょいくどくど例を出してますので
もっと理解したいとか、続きが気になる人はそっちもご覧ください。

ではでは。

【雑談】モンスター

井上尚弥選手のボクシングの試合がありました。

詳しい人には説明不要ですが、
簡単にいえば化け物みたいに強いボクサーです。

階級はバンタム級なので小柄な選手が多い階級ですが、
ラスベガスとかでメインイベントやるくらい有名人です。

アメリカで階級の壁をとっぱらったらだれが一番強いか?って
ランキングがあるんですが、それでも2位。

とにかく見たことない人は動画で見てみてほしいんですが、
漫画みたいにお強いですよ。

大谷選手もそうですが、
日本人で傑出した結果を残されてるのを見ると
すごい興奮しますね。

ま。ウサインボルトとかの走りみてても興奮はするんだけど、
誇らしいって感情が湧くのは不思議ですね。

なんだかんだいって僕は民族意識があるのでしょうねー。

「想像の共同体」という名著がありますが、
そこで述べられるように国民意識ってのは想像の産物らしいですが、
こういう傑出した結果を出す人と同じ国の国民って思うだけでも
想像上の共通意識が強くなっていくんでしょうね。

まそんな話はいいとして、かっこいいですよ。

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