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システム化(DX)が苦手な社長を狙え【第702回】

「新しいマッチングサービスやアプリを作りたい。」

「顧客の支払管理から注文管理まで行えるシステムを作りたい。」

「多数のECと連動させる管理システムが作りたい。」

ビジネスをやってれば、とかくシステム開発が伴います。

でも僕の経験上システムを作るということが得意な社長はほとんどいません。

たいていは誰かに紹介してもらった会社か、ランサーズなどで見つけたフリーランスの人に頼みます。

そして、やりたいことをざっくり伝えて、そのベンダーの言いなりで作ってきたか、
現場のスタッフに丸投げして「何をしてるか知らないけどお金がめっちゃかかるな。」と思ってるかのどちらかになってたりします。

とはいえ無理もないんですよね。

だって専門じゃないですしね。
社長はシステム開発をするくらいに事業規模を大きくした才覚のある人です。

いわゆる起業家タイプ。

アイデアを実行する行動力や、未知のものを決断できる胆力、サービスを売り込んで人をその気にさせる魅力があるわけで、
細々したルールや流れを決めることが得意な管理職タイプではありません。

しかも多少IT化がポンコツになってても、それを凌駕するくらい業績を上げることができたりするので、それほどの影響は目に見えません。

だから、気にしなくても良いといえば良いんです。

でもですね。

時代はDX時代。
日本は特に遅れていますが、IT化していかなければその社長が得意なビジネスにまで及ぶくらいにはなってきちゃいました。

そうなってくるにつれて、社長にとってはものすごく危険な状態になりえるリスクをはらんできてたりします。

逆に一部の社長にとっては、めっちゃチャンスだったりもします。

ということで今日はIT化、システム化が苦手だったり嫌いな社長のリスクと、メリットをお話しします。

 

動画で見る|システム化が苦手な社長のリスク

文章バージョン続き|システム化が苦手な社長のリスク

まずは社長がシステムのことを苦手だったり避けて通ろうとしている時に起こるリスクの方から。

1つ目は「ボラれる。」です。

たとえば、ちょとした業務システムや簡単な予約システム程度が組み込まれたWebサイトを作るのに、
何百万も支払ったりしてる社長って驚くほど多いです。

基本的にシステム開発やWeb制作って材料費なんてありません。
単に作業時間*時給の世界なんですね。

なのに何か高価な商品を買うような気持ちでいると、素敵なデザインでちょと動的(予約できたりする機能ことです)な機能が入ってると
数百マンと言われてもそんなものかと思っちゃうんですよね。

ちなみに「ボラれる」って言っても、たかだか100万円のものが200万円とか、その程度だと思う人もいると思います。

それなら「誠実な人だから、信用ある会社だから、多少高くてもしょうがない。」なんて割り切れるとも思うんですよね。

実態はそんなに可愛いものじゃなかったりします。
たとえばフリーランスのチームに依頼したら総額50万くらいの開発費なものに500万円払ってるってこともあったりするんですよね。

しかもこれは、別に騙してるわけではないのです。
払ってる社長に問題があるわけでもありません。

単にこれは情報の非対称のなせる技です。

システム開発のコストって単純化すれば作業する人の時給単価*かかる時間でしかありません。

この時に時給や、各作業にかかる時間が全部統一されていれば良いのですが、変動要素がいくつもあるんですね。

・自分の会社の時給単価が低額から高額までものすごい格差になってる。
・ひとつの機能を作るのにどれだけの時間と人数をかけるかは相手が決めてる。
・ある機能をどれくらい複雑な実現の仕方をするかは相手が決めてる。

ここまで変動要素が多ければ価格なんて10倍以上の差がすぐついてしまいます。
騙してなんていないんです。

作る方は”カラクリ”を知っていますが、頼む方にとってはブラックボックスなだけなんですよね。

社長側がこのカラクリを知っていれば最適な組み合わせを選べるんですが、ブラックボックスだとしたら出てきた価格について体感的に「高い」と思うか「安い」と思うかしかないのです。

2つ目は「固有のスタッフに牛耳られる。」です。

実際、システム開発ってめんどくさいじゃないですか?
なので社内に誰か知ってる人がいると助かると思います。

そのために専属の人を雇う社長も多いです。

その場合先ほどのような「ボラれる」ということは起こりにくくなります。
そしてシステムも円滑に導入されます。

ただしここで別の問題が出ます。

「その人がいないと、何もわからない。」

そんな状態になります。

別にいいんです。そのために雇ってますから。

問題になるのは、その人とソリが合わなくなった時。

・全然仕事しなくなった。
・社長の意見に反対ばかりして説得しないとやりたいことができない。
・他のスタッフに横柄。セクハラパワハラ疑惑。

こういう時。

もちろん真面目な社長はなら、すぐに辞めてもらう決断をすると思うんですが、
「あれ?あいついなくなったら、どうしよう・・・システムどうなっちゃうんだろ?」
という不安がよぎります。

そのせいで、腫れ物扱いのまま、いまいましいと思いつつそのスタッフを抱え続ける羽目になってる社長も結構見ます。

しかも、そのシステム担当のスタッフが小狡い人の場合、わざと自分に依存させるようにシステムを設計してたりします。

どういうことかというと、引き継ぎしにくい言語で開発したり、
ただのメール送信一つとっても専門ツールで難解なセッティングをしていたりします。

これも原因は1個だけ。
社長がブラックボックスに蓋をしたまま理解しようしてこなかったからだし、
問題が出ても理解しようとしないことです。

くどいですが、別にこの問題が出たからといって会社は潰れません。
収益さえ潤沢に出てるなら、お金をまたたくさん使えば別の人に開発してもらえます。

たとえ再びブラックボックスになって、腫れ物担当者が生まれようが、
システム会社がにぼられようが、経営は安定したりもします。

でも、やはりシステム開発が売上に連動するようなフェーズになったときには、
これは致命傷になりえます。

なにより社長の心中は穏やかじゃないですよね?

解決策は1つ。

全部理解しなくてもいいので、ブラックボックスを嫌でも開けて、
中身をちゃんと見るようにして見て欲しいのですね。

プログラミングを覚えるわけでもありません。
ただ、システムが出来上がる変数を知ればよいだけです。

普段複雑な世界で仕事をしている社長にとって本質を理解するのに時間はかからないと思います。

さて、ここまではこのシステム化が苦手な社長のリスクを説明しましたが、
最後にメリットもお話しておきます。

メリットがあるのはシステムに詳しい社長の方です。

システムに詳しい社長にとっては、周りの社長が苦手なら苦手なほど、
システムかによる効率化で競争力が得られるメリットがあるのはもちろんですが、
もう1個あります。

それは特に中小零細の企業では、システムに強い助っ人への渇望感がすごくあることなんですね。

本能的に先に話したリスクを感じている社長や、すでにそのリスクのせいで酷い目にあった社長がたくさんいます。

そういう人を助ければ結構な報酬をいただける仕事になるんです。

単なるシステム開発会社をしろって意味じゃありません。
ITコンサルタントを名乗れって意味でもありません。

コンサル的なことから、開発、フォローまで上流から下流までワンストップで仕事が受託できます。
つまり単価が高いんですね。

もしITに強いなら、ぜひ周りの社長のシステムやWeb周りの相談に乗って、ロジカルに解決策をお話ししてあげれば、
きっと仕事になると思うんですね。

以上、今日はシステム開発苦手問題についてお話ししてみました。

話せばもっと深くなっていくのですが、ややこしくなるので今日はこのへんで。

【雑談】欲しいバイク

覚えてる人もいるかもしれませんが、
僕は去年の夏、オートバイの免許を取りました。

コロナ禍の中、友人に煽られたのと、高校生の頃中型に乗りたかったのを思い出したりして、
勢いで教習所に通ったんです。

日本では普通自動二輪免許っていうのですが、
昔でいう中型バイクの免許です。

400ccまで乗れるやつ。

でもバイクには乗ってません。

なぜなら熱烈に欲しいバイクがないから。

僕は移動手段で乗ろうと思ったわけじゃないので、
欲しい。乗りたい。と思わないと買う気も起こらないんです。

もちろん原稿販売してない昔のバイクなら欲しいのは結構あるんですが、
今日本って中古バイクが高騰してます。

実はバイクブームなんですよ。

なので10年前のバイクが新車35万くらいなのに、
中古で40万とか普通にするんですよね。

別のビンテージバイクみたいなものでもないのにです。

もちろん新車が出ればいいのだけど、日本でバイクメーカーの主力市場ではもはやないそうです。

今はアジアのバイクの主戦場はインドやインドネシアなんですよね。

だからそれらのエリアで発売するモデルをチェックするしかないんです。

てことで、バイクの免許をとったはいいが、早速ペーパーな日々なんですけど、
この秋に結構驚いたモデルが出ました。

それはハーレーダビッドソンの中型バイクが発売されたことなんですよ。
これ
https://www.harley-davidson.com/jp/ja/motorcycles/x-350.html

ご存知かと思うんですが、ハーレーといえば多くのバイク乗りが最後に行き着くバイクです。
そしてビジネス的にも濃いファンを作ることでも成功例で必ず出てくるブランドです。

でもハーレーって大型しかないんです。
だから中型とってすぐに大型免許を取る人も結構多いです。
ハーレーに乗るためにです。

そのハーレーが中型バイクを出したのが結構びっくりだったんですよね。
しかも、かっこいい。(ハーレーってことでバイアスはかかってますが)

たぶん買わないと思いますが、結構心動かされます。

意外と僕はブランドに弱いみたいです。(笑)

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