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新年恒例|あなたの目標が達成しない5つの理由【604回】

あけましておめでとうございます。

さて、配信をはじめてから12年ほど。
毎年、新年1回目の配信は「目標達成をするコツ」をお送りしてきました。

特に目標達成ネタを大切にしているわけでもないのですが、
なんとなく、このパターンをやめられなくなっただけです。(笑)
なので、今年も12回目の目標達成の方法論についてお話します。

もちろん、僕自身の考えも毎年リニューアルされていくんで、
今年も過去11回とは違う視点になってます。

では早速始めましょう。

ちなみに、、、
目標を毎年どんどんクリアしていってる人ってどれくらいいます?

「え?目標は順調に毎年達成してますが?何か?」
なんて人は、
たぶんこれを見てないと思うんですよね。
きっとほとんどの人は順調に達成してないはず。

理由もわかってると思います。

・行動してない。
・目標を書いてない。
・期限決めてない。
・他、自己啓発で言われてるようなアレコレやってない。

などなど。

ま。それはそうなんだけど”それだけの単純な理由で”ここまで多くの人が
目標達成しないって変ですよね?

僕は、もっともっと奥行きというか、深みのある理由が別にあると考えるようになりました。

僕自身の目標達成度合いも、まだまだお粗末なものですが、
”コンサルティング”という仕事柄、非常に多くの「目標」を持っている人の、
達成した瞬間や、達成しないストレスを目の前で見聞きしてきました。

その経験での気づきは、いろんな角度の目標達成しない理由があって、
それぞれに、なかなか深みがあってやっかいだなと確信してます。

ということで、今日は特にビジネスにおける目標が達成しない、いろんな角度の理由を解説することで、
目標達成の秘訣をひもといてみますね。
紐解いていきます。

今日もYouTube動画とPodcast音声と文章版でどうぞ。
*メール下部に文章バージョンもおつけしています。*

今日もYouTube動画とPodcast音声と文章版でどうぞ。

動画で見る|新年恒例|あなたの目標が達成しない5つの理由

文章バージョン続き|新年恒例|あなたの目標が達成しない5つの理由

今日は特にビジネスおいて、目標がいつまでたっても達成しない理由について
いくつか代表的なものを話していきます。

1:サンクコスト問題

「目標を達成するには、行動あるのみ。」

行動し続ける人のほとんどは、目標を達成する。

これは真実。のはずなんですが、行動しまくってるんだけど、全然達成しない人も半分くらいはいます。

こういう場合は傾向がありまして、目標が達成できない”こと”をし続けていることが多いです。

例えばですよ?

「ビジネスで年商1億をまずは超える。」

こんな目標を立てているとします。
そのために考えたビジネスアイデアは、
ダイエットコーチやダイエットプログラム、関連商材を販売すること。

集客は「SNSの時代だ。」ってことで、インスタグラムでダイエットのコツについての配信を続けているとします。

毎日毎日投稿を続けて早1年半。
リールも、ストーリーズもちゃんと混ぜてます。

投稿のコンテンツはいろいろ試行錯誤してきました。

それでもフォロワーは1000超えるか超えないか。

もちろんあと1年か2年くらいやれば、途中で気づきがあり、
フォロワーが倍増していくこともあるでしょう。

ただ、やっぱりうまく行く場合は、とっくに数千人にフォロワーが増えてるはずなんですよね。
その間もモニターでユーザを集めたり、サービスを開発したり、
インスタグラムのコツを学べる高額なセミナーにも参加したりしてきました。

これまでに使ったコストは、
1年間3000時間を超える時間と、
数十万の学習費用という名のお金。

客観的に考えれば、この人はインスタグラムには少なくても向いてません。
間違いなく得意ではありません。
稼働時間に対するリターン、ましてや年商1億はなかなか難しいです。

というか、はっきりいって無理ゲー。

やるべきなのは、マーケテイングの方法を大きく変えるか、
やりたいマーケティング手法に合わせて、SNSと相性のいいテーマに変えるか。

とにかく舵を切り直したほうが合理的なんですよね。

でもね、本人の気持ちになってくださいよ。

「ここまできて撤収できるかい!」という気持ちしかありません。

こんなふうに、これまで使った時間やコストのことをサンクコストって言いいます。

このサンクコストがもったいない、回収するまではやめられないって気持ちは強烈です。

行動しまくってるけど、全然目標達成できない時には
この手の問題をはらんでいることがすっごい多いと思うんですね。

そもそも太平洋戦争だって、対中戦争でそれまでに失った命(サンクコスト)を考えれば、
アメリカの言うとおり中国から撤退できるものじゃないって感情論が大きくて強硬論に傾いたそうです。

時間や情熱、周りを巻き込んでしまったバツの悪さなどいろんな形で出ちゃうと思うんです。

2:お金の必要度が低い問題

これは行動しなくて、目標達成しない場合の最大の理由だと思います。
原因は英語学習が進まないのとほぼ同じ。

要するに、必要ないからです。

特にビジネスの目標は”金銭的な成果”を目標にします。

お金をもっと得る。とも言えますよね。

もっとお金を得るって目標を立ててる人がこんな立場だったります。

・会社勤めをしていて収入は不足しないくらいはある。
・配偶者に収入があるか、相続でまとまったお金を得た。
・会社経営は資金調達をしていないので、売上が増えなくても困らない。

これってひっくり返せば、あなたはビジネスで成果を出す必要はないてことです。

こんな状態でわざわざしんどいことをやるよりも、好きなことをして過ごしたり、
ゆっくり眠ったり、目の前の雑事をこなしていたほうがいいですよね。

これって単純ですが、実はやっかいな問題なんです。

3、自分らしさ問題

2番目の説明で、お金があると行動しなくなると言いましたが、
お金があったって、しっかり行動する人はいます。

素晴らしい意志力だと言いたいところですが、
そういう人には、行動するための”意味づけ”が必要になることがあります。

必要がないことを、わざわざやるわけですから、
そのかわりに与えてもらえる”何か”がいるわけです。

わかりやすくいえば、やりがいとか、ワクワクとか、
承認欲求を満たされるとか、期待されてるとかです。

自分らしい状態って、習慣となってることがしっくりきてる状態だと思うんで、
ビジネスの目標を達成するには最高の状態です。

その副作用で、そう思えない場合は、あっさり行動しなくなってしいます。

心地よくない状態になると無理なんです。

「ネットビジネスは私に向いてません。」みたいな乱暴なセリフを言う人は、
こういう状態が多いです。

4、青いカプセル赤いカプセル

映画の「マトリックス」に出てくる青いカプセルと赤いカプセルの話は、
わかりますか?ていうか映画見てますか?

自己啓発の世界では、示唆に富むことで有名な映画です。
(見てない人はすぐ見て。アマゾンでもネトフリでも見るから。)

マトリックスの設定を簡単に言うと、世界が人口知能に支配されてて、
人口知能のコンピュータの電力維持のために、人間が利用されてる世界が舞台です。

人間は生まれたときから、カプセルに閉じ込められてて、ケーブルで脳が繋がれてます。
養分もケーブルから与えられていて、死なないために、現実に見えるコンピュータが作った仮想現実の中で生きます。

そんな世界でも、現実に気がついてカプセルの中から這い出て、戦ってる人間が一部いるわけです。

一般的な人間は自分が仮想現実にいることすら知らないまま一生を終えます。
(実際はずっとカプセルに繋がれてる家畜みたいな状態)

現実世界は自由だし真実の中なんだけど、すっごい辛いんです。
だって機械が支配しているから、見つかったら残酷に殺されちゃうし、
娯楽もないし、食べ物もろくにありません。

仮想空間は会社もあるし、パーティーもあるし、恋愛もしたりします。
(実際はずっとカプセルに繋がれてる家畜みたいな状態)

で、本題なんですがこの話の中で青と赤の錠剤(カプセル)が出てきます。

仮想空間にいる人が仮想空間の中で赤いカプセルを飲めば現実に目が覚めます。
つまり、自由で真実の中で生きられるけど、娯楽もない辛い世界です。

逆に青いカプセルを飲めば、真実も知ることがなく、自由も得られない代わりに、
バーチャルで嘘ものだけど、苦悩のない世界にとどまることができます。

話が長くなりました。

ビジネスの目標を達成するプロセスって、結構しんどいし、時間も使います。
不安もあるだろうし、恐怖や怒りを感じることもあります。

その代わり、触れるすべてが真実で現実だし、結果として自由が手にはいります。
まさに赤いカプセルを飲んだ状態。

これが真実だと思うんですが、間違って青いカプセルを飲んでしまうことも、すごい多いです。

たとえば、決して成果がでないサロンやコミュ二ティに所属して、
ひたすら「すごい人」「すごいひとたち」を応援してるだけとか。

少数で褒めあって、「いつかは成果が爆上がりする」と思い込んでみたり。

蜃気楼みたいな、心地よい世界に生きてしまいます。

この青いカプセルのやっかいなところは、成果がでるように思えるところだし、
実際の赤いカプセルを飲んでないから真実を知らないままのことが多いってところなんですよね。

5、刺激と幸せの反比例

目標を達成することが幸せだとします。

その幸せって、地味な活動の先にしか得られないと思います。
なんていうか、変化とかそういうことはあまり体感できません。

気がついたら、えらい変化してるんですが、
刹那にはあまり感じません。

いっっぽう、刺激を刹那的に感じることができるものって、
結構ビジネスの目標達成に寄与してないことが多いものです。

たとえば、知り合った「すごい人」とか、「気の合う人」とコラボで
何かイベントをやるとします。

たくさんの人が来てくれるし、たくさんの賞賛を得られます。
刺激的。イベントが終わって夜寝る前は高揚感と、興奮でなかなか寝付けなかったりします。

残念ながら、これが会社の成長の直接的な要因にならないことが多い。

でも、僕らが刺激っていう誘惑に勝つには、なかなかの意志力が必要です。

結果として、ビジネスの成果が出そうな希望をもちつつ、
刺激ばかりを求める毎日になってることもあります。

■目標達成する秘訣

ここまでで、僕の思う代表的な目標が達成しない理由を挙げてみました。

「で?どうすればいいのか言えよ。」って突っ込まれそうなんで、
解決策を最後に話してみます。

まず今日あげた5つの理由って、一般的な精神力の人間であれば
抗えないものがほとんどだと思うんです。

ってことは、抗うのではなくて、そういうものとして対処することじゃないかと。

例えばですね。

お金がある問題の場合は、マーケティングプロセスに自分がピンとくるものがわかるまで、
違うメソッドを試しまくるってことですね。
SNSとか向いてないと思えば、ダイレクトマーケに変えるとかといったことです。

青いカプセルを飲んでしまった場合は、赤いカプセルもちゃんと両方飲めってことです。
つまり、今いるコミュニティの外も見る体験するってことです。

サンクコスト問題の場合、損をしたけど、ひっぱったからもっと損をしたのだと、正しく悔しがり、受け入れて次にいくってことですね。

要するに、大体の人は一直線に目標達成なんてしないってこと。
人として抗えない理由で行動が伴わないってことなんです。

こんな風に誰しも、グルグルだらだら、騙し騙し目標に向かうことを知っておくってことだと思うんですよね。

僕もそう思うようになってから、ある程度は達観できるようになりました。

「あ、今損切りできない罠にはまってしまったなー。ま。そんなもんか。頑張って次行かなきゃ。」
とか
「あ、今余裕があるから、刺激ばっか求めてるなー。ま。楽しかったから、よしとするか。」
とかね。

ま、最終的には目標なんて達成しなくても、僕らの価値は変わらないし、大丈夫って楽観視も必要ですね。

今年もがんばっていきましょう!

ーー動画だと、もうちょいくどくど例を出してますので
もっと理解したい人はそっちもご覧ください。

ではでは。

 

【雑談】サンタさんにお願いしたいことなんてない?

去年の話ですが、クリスマスに参加さんに何が欲しい?と息子に聞きました。
(息子は10歳ですが、まだ信じてるっぽい。)

そしたらなんと。

「うーん。今欲しいものは別にないや。
だからアマゾンのギフトカードにするか、古くなったサッカーバックにしようかな。」

とのこと。

僕の子供の頃は、普段なにも買ってもらえなかったので、
欲しいもので溢れてたものんですが、贅沢な世の中になったんですねー。

欲しいものを我慢するって癖をつけてほしくないとは思ってましたが、
いいのか悪いのか、時代なのか時代じゃないのか。

ま、いいことなんでしょうね。

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