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テキスト版【第463回|ビジネスを一緒にやりましょう!には乗っかるな?】

ビジネスを一緒にやりましょう!には乗っかるな?

■アジアあたりによくいる怪しい男たち

「何をして稼いでいる人なのか良くわからない人」

東南アジアあたりでは、一定の確率でこういう人に会います。

 

「上場企業の社長で●●●さんと知り合いだ。」

「●●って大きなプロジェクトに入れてもらえることになった。」

「タイの財閥のご子息で金持ちと友人になった。」

たいてい、こういう話を聞かされたりします。

最後には
「一緒に何かやりませんか?」
と誘われたりします。

この手の話はアジアだけの話でもありません。

「”このビジネスを一緒にやりましょう””この商品をあなたの国で売ってくれませんか?”と、ある人に誘われました。」

これは欧米諸国にいる日本人の方からよく相談される話です。

「日本では評判のいいこの商品やサービスを自国で広めたい」

「この国で人気のある商品を日本に売りたい。」

たいてい、こういう話を聞かされたたりしています。

共通しているのは「チャンス」に見えること。
要するに金が儲かる匂い、一発当たる匂いがするわけです。

さらに共通しているのは、イマイチ具体的じゃないこと。

資金は誰が出すか?金額はいくらなのか?
だれかマーケティングの責任を負うのか?
権利はどう分配するのか?

決まってるようで決まってない。
フワっとした感じで話が進んでいきます。

僕はこの手の話を相談されたら全部反対してます。
自分が当事者として誘われることもありますが、全部聞き流します。

もっとも、プレゼンが超うまい人からの話だったりすると、邪な考えが浮かんで飛びつきそうになることもありますが(笑)
最後はグッとこらえて断ります。

とはいってもですね、、、
「儲かるか儲からないか、私は全部予言できます。それくらい僕は優秀ですが何か?」
と言えるほど、僕はノーテンキで無知ではないつもりです。

日本の良いものを海外に持ち込んで大当てした人や、
海外の良いものを日本にもってきて大当てした人もいるわけです。

1000分の3くらいですかね。

なので、反対することで大成功の芽を摘むリスクはあります。

でもやっぱり反対です。

資金力が相当ある人ならいいのでしょうが、
今から稼ぐぞって人に手が出るゲームじゃないからだと思うからなんですよね。

理由は1個だけです。

■プロダクトアウトって無理ゲー

一言でいえば「プロダクトアウト」だから。

自分が良かれと思いついた商品をなんとかして売ろうとすることを”プロダクトアウト”と言います。

自分が良かれと思った商品を買ってもらうわけですから、時間とお金がかかります。
たとえそれが購入者を幸せにする画期的で良い商品だとしても、説得したり浸透したりするまでに時間がかかるからなんですね。

プロダクトアウトの反対語は「マーケットイン」と言います。
実際のお客さんから「欲しい」「売ってくれ」と言われた商品を売ることを指しています。

あたり前ですが、欲しいものを売るわけだから時間がかかりません。
欲しくさせる必要がないからです。

では、先ほどの「一緒にやりましょう」って話も、「商材はマーケットインのビジネスかもしれないじゃないの?」って疑問が出ます。

が、扱う商材がマーケットインの売れるとわかりきってる商売である場合、
資金力がなくて、かつ素人の他人に、いきなり旨味のある形でジョインしましょうって話はこないものです。

あったとしたら、それはきっと時給換算できるような作業者としての協力依頼である場合がほとんどです。

だって、儲かるってわかってるものをやるのに、共同創業者でもないあなたに利益半分渡すとかの条件で「いっちょ噛まないかい?」なんて言わないですよね。

となるとやはり、誘われるビジネスで予定しているのはプロダクトアウトの商材です。

あ。別にプロダウトアウトでも成功しないと決まってるわけじゃないって先ほどいいました。
成功しないと決まってるわけじゃないんです。

実際僕もプロダクトアウトの商材を何個も手伝ってきましたが、やり方次第だとは思っています。

ただ、成功するしない以前に課題を多く含むことがあります。

「一緒にやる」っていっても、言い出しっぺじゃないわけですから決定権は100%ありません。
つまり、市場を見てこれとこれが必要だと思って何かを変える判断をしたくても、言い出しっぺさんがYESといってくれなかったりします。

例えばですね、、
オンラインでゴルフ教材を販売することになったとします。

いろんな方法で販売をテストした結果、どうやらクオリティの判断をしてもらうためにも無料の提供が何か必要だと思いつきます。

でも言い出しっぺさんが「価値がわかる人だけに提供したいので無料で一切のコンテンツは見せない。わかる人には売れるはずだ」という意思を持っているとします。

こうなると、そこから先に行けません。

お客さんが買いたくないように説得するべきのところを、社内のパートナーを説得するというものすっごい無駄な作業が出ちゃうんですね。

同じように全12回のシリーズになってるものだけど、割安にして月額見放題にすることでお客さんが集まりそうだといっても、「NO」と言われたら無理ですよね。

つまりビジネスの意思決定までがプロダクトアウト的になりがちです。
いちいち、相手を説得しないといけないんんですよね。

お客さんも説得。
社内の関係者も説得。

まるで、売れない時流遅れの商品をいつまでも「それを売るのが営業だろ?」と強要されているサラリーマンのような動きになるわけです。

やり方次第で売れるのに、そのやり方にも制限をつけられるわけです。
手足を縛られて、強風の日にわざわざ的当てをするような感じになります。

■ビジネスの進め方が自分で制御できるかどうか

僕は商材は絶対にマーケットインで始めるほうがいいと思っていますが、
ビジネスのスタイルもマーケットインであるべきだと思うんです。

商材はお客さんが欲しいと言っているものを売ろうということで単純ですが、ビジネスの活動や進め方もあなたが欲するものを準備する形態にするべきだって意味です。

何かのWebサービスを始めたとします。
この場合当初のシステムで順調に売り上げが伸びるってことは稀で、お客さんの反応をテストしながら、どんどんシステムを改善しなければなりません。

なのに、自分が欲する改修がしたくても、開発者、つまりはコンビを組んだプログラマーが「それは必要ないでしょ?」とかいちいち言ってくる場合、ビジネスが1ミリも進まないのですよね。

伝わりますかね?

友達と起業する。

夫婦で起業する。

親の事業を手伝う。

知り合いから誘われた。

この手の話はたいていがプロダクトアウトです。

そこに儲けは落ちてないと思うんですよ。

やはり、あなたが主体的に何かをしようとした結果として、周りにオーダーしたり、指示したものじゃないときついかなと。

「河野さんは二言目には”売れてるものを売れ”って言いますね。」

そう言われることも多いんですが、マーケットインで行こうよって一般的なことを言ってるだけのつもりなんです。

同じく友達とは起業しないほうがいいっていうアドバイスも同じ理由です。

突然誘われたビジネスにも乗っからない方がいいっていうのも同じ理由なんですね。

確かにプロダクトアウトは楽なんです。

誰かが思いついたことに乗っかると儲かりそうだったり、
自分が自分の頭の中で思ったアイデアって、心の傷をあんまり負わなさそうじゃないです?

人がもうやってるものとかを始めて失敗したら「だからそんなの遅いよー」とかって馬鹿にされそうだし、
面白くもないし、ワクワクもしないし。

作業も現実的すぎます。

もしかしたら数億になっちゃうかも?って夢もあんまり持てないものです。

マーケットインってノンフィクションなんですよね。

プロダクトアウトはファンタジー。

過去と未来を行き来したり、人が入れ替わったり、神様がいたずらをしてくれたり、
そういうことが起こりそうじゃないですか?

ユーザに実際欲しいものを聞くのも恥ずかしかったりするけど、
風呂に入ってるときに「はっ!」とひらめいて、モレスキンのノートに書き込む方が楽しいですよね。

(僕もモレスキンのノートにメモを書くとき、クリエイティブな人になっている気がしてとても高揚しますw)

で「思いついた素敵なアイデア」とか、誘われた儲け話に乗っかりたくなるのかなと。

あ。偉そうに言ってますが、結構儲かった社長でもよくあります。

僕もよくあります。

理由は簡単で、結構うまくいくとですね、当然人を雇ったりしていますので、自分では現場をやってなかったりします。
そうなるとユーザの声とか、ユーザが欲しいものとかを知るきっかけが劇的に減るんですね。

かつ金に余裕があったりします。

そうなると当然「生き様」とか「人生の充実度」みたいなことも多いに考えます。

結果的に、事業を大きくすることで多くの人を幸せにできるっていう前提はどっかにいって、
一緒にやりましょう話に乗っかりたくなったりするんですよね。

または、なんか自分がワクワクすることを優先するんですよね。

何も悪くはないのだけど、大抵覚悟がファンタジーレベルだから、やらないほうがマシくらいの粘りしか持てなくて撤退したりします。

ノンフィクションとしてワクワクをやり遂げるぞって人ならいいのですけど、そこまで気合入ってる人はあんまりいないのです。

■じゃーどうすればいいの?

「ダメダメ言いやがって、結局どうすればいいんだよ!」

そろそろこんな風に怒られそうなので、僕なりの結論を。

答えは、

「全部オマエがヤレ」

オマエって? そうですあなたです(笑)

・お客さんが何を買いたいか調べる

・お客さんが何を買ってるか調べる

・システムで必要な機能を考える

・セールスをする

・スタッフを育成する

・お金を工面する

こういうの、全部自分で考えろってことですね。

別にプログラミングを覚えるとかって話じゃなくて、
どういうことが必要か?何が重要か?は自分でしか正しい答えが出せないんです。

・儲け話なんて絶対に人はもってこない。
・自分は大儲けできる世紀の発明なんてできる器じゃない。

これさえ押さえておけば、そんなに間違いは犯さないのかなって思って頑張ってます。

最近この話が多いですが、最近みんな”ワクワクしたさすぎ”ですよ。
そんなに毎日楽しくないんですかねー?

ちょっとした成長があるだけでありきたりな普通のビジネスも楽しいと思うんですけどね。

【編集後記】ゲームは害悪か?

先日夢を見ました。

他人が聞けばしょうもない話です。

玄関先で僕が息子に、一緒にあそぼう!って誘ったら、なぜか息子が結構大きくなってて、
「いや、いいや。」と振り返りもせずに出かけていくシーンです。

お父さんやってる人だと結構ドキっとしません?
僕は普段から家にいますので、そんなに関わってないほうじゃないとは思うんですが
(かといって万能パパみたいにめちゃ関わってるわけでもないのですがw)
時間は経過するのだと改めてビビった目覚めでした。

話は変わりますが、その息子。今は7歳になりました。

この配信を始めた頃は生まれてもいませんでしたが、早いものです。

その息子がサッカーにハマってるんですが、サッカーにハマる子供には2種類いるみたいです。

サッカー観戦やゲームにもハマる子と、興味がない子。

上手か下手に相関はないみたいですが、我が息子は前者。

観戦にも、ゲームもめちゃハマってます。
観戦については解説者になったほうがいいのじゃないか?って思う程ですし、
ゲームもeスポーツのほうが向いてるのじゃないか?って思うくらいです。

ってことで、サッカーゲームといえばっていうと有名なFIFAというゲームに彼は熱中してます。

これはリアルな世界中のサッカー選手が所属クラブも含めて実名で登録されていて、その選手を使ってプレーするわけです。
観戦も好きとなれば、熱中しない理由がないくらい良くできたゲームです。

この選手がアップデートされるので毎年新しいのが出ます。
今年のはFIFA19。

クリスマスのプレゼントに買ってあげました。

で、さっきの夢があったわけじゃないですが、FIFA25とか出る頃はもう遊んでくれないのだろうなと思うわけで、
今年から僕も本気で遊ぼうと思ったわけです。

で、調べました。

何をってFIFA19の遊び方をですよ。

驚きました。
めちゃ奥が深いんです。てか難しい。頭めっちゃ使います。

自分のチームを作るんですが、それをコツコツ強くするプロセスが現実のサッカーとおんなじなんですよね。
やることと、考えることが多すぎます。

で未来は世界中のその強いチームを作ったやつらと試合とかするわけです。

めちゃ難しいです。

話また変わりますが、ゲームをやらさない与えない家庭って多いと聞きます。
悪影響があるからという考えですよね。きっと。

僕はそのへんアンチでもないし肯定でもなくて、何も考えず一緒に遊んでるだけなのでちょっと恥ずかしいんですが、
僕も子供の頃はゲームセンターに入り浸ってた気がするんですよねー。
そして親父がなぜか買い与えてくれたパソコンでも結局はゲームをしてました。

かといって、読書もめちゃくちゃしてたと思います。
旅行とかのアドベンチャーも大好きでした。
小学校3年生で友達と旅行してたくらいですから。

なんていうか、そのへんは今の僕を作る元になってると思うし、よかったなとも思ったりするんですよね。

子供を信じるなら楽しいと思えることは全部するだろうし、必要だと思えば勉強もするのだろうなと。
そんな風にも思うわけです。

子育てって難しい。
エビデンスがないですからねー。

てことで、かっこつけて小難しい話を挟んでみたものの、今の関心事はFIFAのゲームだったりします(笑)

読者の中でFIFA19の強くなる方法知ってる人いたら教えてください。
または子供がはまってる人がいたら教えてくださいねw

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