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なぜ他社の劣ったサービスにお客様を奪われてしまうのか?顧客が性能や機能で選ばない時代。

「価値が高く高品質なサービスや商品を売っていれば
必ず選ばれるなんてことはない。」

ビジネスでよく語られる常識です。

「なぜあんな低品質の会社のサービスにお客さんを取られてしまうんだろうか?」

自分は真面目に誠実に高品質で
効果や価値を顧客に提供できるサービスや商品を提供しているのに
あまり集客がうまくいかない。

一方で、あまり誠実そうに見えない、
ある種適当にやっているような会社のサービスの方に
お客様がたくさん殺到している風景を見たり、
なんなら自分の見込み客を明確に奪われていっているシーンを見たりして、
なんともやるせない、悶々とした気持ちになるってことは、
そこら中にある光景だと思います。

そしてその理由も結構シンプルでした。

あなたが低品質で不誠実だと思うサービスは
要するにマーケティングが上手いんです。

露出の量が多い。見せ方が上手い。
それだけ。

だから解決策は、
「言い訳せずマーケをお前も頑張れや」
って話で終わっていたんです。

が、それも結構過去形になりつつあります。

今でも変わらず
品質の高い価値のある誠実なあなたのサービスが
低品質の会社のサービスにお客さんを取られてしまうことは
そこら中で起こっていますが。
その理由がちょっと変質してきたんですよね。

AI時代だからこそかもしれません。

ということで今日は最新版の、

なぜ他社の劣ったサービスにお客様を奪われてしまうのか?

について僕なりの分析をお話ししたいと思います。

動画で見る|あなたより品質が低いサービスが顧客に選ばれる本当の理由

文章バージョン続き|あなたより品質が低いサービスが顧客に選ばれる本当の理由

なぜ他社の劣ったサービスにお客様を奪われてしまうのか?

という状況を具体的サービスを例に説明してみます。

提供するサービスを仮に「Webデザインスクール」だとしますね。

あなたのサービス;

顧客が仕事を獲得できるよう網羅的なスキルを教える
すべての顧客が講座についていけるように講座内容には徹底的にこだわっている
質問には夜中だろうが、早朝だろうが、即座に答えてあげる
仕事を受けるという現実的なことについても事実をしっかり語り、準備をさせる。
顧客のスキルは明確に向上する。
顧客は仕事人として絶対に成長する。

他社のサービス

講座の内容は非常にシンプルで簡単に作ってある
この講座を完了しても、とてもではないが、仕事で通用するスキルにはならない。
個別サポート機能は限定的である。
顧客のスキルが向上するかは不明瞭。

少し具体的に言うと、あなたのサービスはHTMLのコードの理解までを徹底的に行うけれども、
他社のサービスは HTML を一切教えず、Wix だったり Canva しか教えない、というようなイメージです。

受講した後に顧客が受ける効果効能や物理的メリットを考えれば、
絶対にあなたのサービスを選ぶべきだし、
あなたのサービスしか選ばれないということになると思うんですね。

でもおそらく、圧倒的に選ばれるのは他社のサービスの方だったりするわけです。

その理由は何かってことになるんですが、
これまでは単純に露出の量、つまり広告費の予算であったり、
顧客心理を理解したマーケティングプロセスの工夫であったり、
さらにはソーシャルメディアにおける拡散みたいなものに差があったわけですね。

つまり、あなたが自分のクオリティにあぐらをかいて、
他のことを全く努力しなかったという単純なビジネスの勝負での負けだったわけです。

だからその場合の
「なんであいつのサービスなんか選ぶんだろう?」とい理由は
「単にビジネスの勝負に負けてる」ってだけの話だったんですね。

ただ、今はこれにプラスして、
もう一つ大きな負ける要因が加わっているところが多くあります。

いうまでもなくあなたは、

機能
性能
誠実
信頼

こういう基本的なものは他者を圧倒しています。

でも顧客が今それを選定の優先順位の上に
もってきてない現象が起こってるんですね。

もっと他のことが選定基準になってたりします。

それは、

居場所の提供や
自己承認欲求を満たすことです。

効果効能であったり、顧客が得られる分かりやすい合理的メリットではない部分(=価値)なんです。

これは推測が入りますが、

AIの普及で、
そもそもスキル習得による自分の成長に対して、
それほどみんながメリットを感じなくなっている。
というのがあると思うんです。

スキルを習得するだけで本当に何かお金が稼げたりとか、
未来が明るくなったりするのか?
という懐疑的な気持ちが生まれているということですね。

一方で、人口のど真ん中にいる40代・50代以上の人を代表して
大人でもいわゆる中年の危機=ミッドレイジ・クライシスにハマって、
これからの人生について見直す時期にいます。
何もない自分に虚無感を感じる人も多くいます。

また、ソーシャルメディアを代表するアルゴリズムのるつぼで、
刹那的なコンテンツを大量に消費する中で、
どうしていいか自分ではわからないと孤独を感じている人も多く増えていますし

単に社会と断絶してる気がして孤独な人も増えました。

そんな時に何に価値を見出すかというと、
人情としてやはり居心地のよい居場所です。

そしてその居場所では自分がへのへのもへじではなくて
明確にみんなから認識され、
そして褒められたりして、自己承認欲求がしっかりと満たされる場所です。

こんな機能を有している、
もしくはそう見えるサービスを人々が選ぶようになっていると、
ここ数年で僕は特にそう強く感じています。

もちろんこれは感情的な話をしているので、
真実をリサーチすることは不可能なんですが、
薄々そんな風にこれを聞くと感じる方も多いんじゃないでしょうか?

もちろん、これまでこのような居場所を提供するのは、
友人関係であったり、家族であったり、宗教であったり、
自己啓発のある種特殊な団体であったりしたわけですが、
これが広く一般的なサービスにまで広がっている気がするんですね。

あまり細かく書いちゃうと色々圧力がありますからお話はしませんが、
先ほどのウェブデザインスクールであったとしても、
そのような機能を有している場合が多くあると思います。

簡単に言うと:

1 サービス制度の中にリーダー、ヒーロー、ヒロインを決めて、
その方が何かしら発表したりすることによって、
周りのみんながそれを褒め称えるような仕組みが存在していたりする。
2. 卒業後も仲間意識を育むような機能がしっかりと準備されていたりする。

ということになるわけです。

何度も言いますが、これは世相の話をしているので、
正しく僕がリサーチをして証明できるわけではないんですが、
世の中に流行っているものを見ても、その傾向は如実に出ていると思うんですね。

例えば、最近ベストセラーになって僕も紹介した
『イン・ザ・メガチャーチ』なんて本も、
テーマとして推し活だったり陰謀論にハマる人々を取り扱っているんですが、
そこには正義感や、本当にその推しが好きという感情よりも、
その活動に居場所を見出している人々の姿が非常にリアルに表現されています。

またさらに、最近読んだ面白い小説で『マルチの子』という小説があるんですが、
そこではマルチ商法(MLM)にハマっていく女性の姿が描かれているんですけども、
これもやはり騙されてる人とかそんな簡単な文脈ではなくて、
居場所もしくは自己承認欲求を満たす人々としてもっと深い洞察がなされています。

ですから、これからは普通のサービスも大変になってきたなって話なんです。

これまで以上にもちろんサービスの品質ではなくて、
マーケティングの手法であったり、
努力の量でライバルよりも自分を選んでいただけるよう努力することは
もちろん継続的にやらなくちゃいけないんだけども、

そこにさらに皆さんが感情的に居場所であったりとか、
自己承認欲求を満たすという要素も上手に加えていかなければいけない時代が来たんだな
ということになるわけです。

もちろん、AI時代においてもこれから先ずっと通用する根幹的なスキルや自己成長、
つまり「機能」や「性能」として価値を提供するサービスを追求していくという方法もあると思います。

十分それでも勝てるわけですが、
これまで以上に中途半端では無理なことは知っておいた方がいいかなと。

これはもう経営判断ですので、
どちらを選びたいかということになるのだろうなと思います。

今サービスを始める方は体感的にそれを察知できるのですが、
昔「機能や性能」でうまくやっていた起業家の方だと、
思考が固まってしまっているため、この時代の変化を理解しづらかったりします。

そうした経営的な観点も含めて、自分自身の整理のためにもお話をしてみました。

要するに

時代に合わせて自分のサービスを変えようね。

ってことです。

【雑談】人の話は聞くもんだ。

石垣島に行った時の話の続きです。

石垣島で有名なのが、八重山そばと呼ばれる地元料理なんですよね。

沖縄そばとはまたちょっと違うので、
石垣島に行ったらやはり八重山そばを食べたくなるじゃないですか。

そして食べたくなれば、当然有名な店に行きたくなるもんですよね。

そこで、とても有名な店を調べて旅行中に行きました。
1時間近く並んでね。
もちろんめちゃくちゃ美味しかったです。

ただその後、
ウェイクボードをした時と、
大物釣りをした時に、それぞれの船長さんが
「八重山そばは食べましたか?」と聞いてくれたんですね。

「はい、食べました。〇〇です」と言ったら、
「いや、実は××って店に行くとすごく美味しいですよ」と別の店を勧められたんです。

で、せっかくだからとそっちの店にも行ってみました。

そしたらですね、もう衝撃でした。
今までの沖縄そばも八重山そばも全部含めて、
一番うまい。

ものを食べて驚くとはあのことかなと思います。

聞くところによると、
その店は島内唯一、生麺の手打ち麺を使っているそうですし、
スープも特製。

もちろん観光客もいたんですが、
まだソーシャルメディアとかで大きく取り上げられることがない店なので、
地元の方がとにかくひっきりなしに来ていました。

僕は旅行や海外に行っても、これだけ情報が氾濫していますから、
ネットの情報の方が実は美味しい店がわかると思っていた派でした。

でも、やはり地元の人の親切な意見は聞くものだと今回改めて反省しました。

その日の晩ご飯もおすすめされた店に行ったのですが、これまた絶品だったという話でした。

教訓:人の話、地元の人の話は聞くもんです。

ちなみにその店は『くわっちー食堂 春』さん。

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