「やりたいこと」か「儲かること」か?──本当に成功する道とは?

目次
やりたいことをビジネスにするのか?
儲かりやすいことでビジネスをするのか?
相変わらず永遠のテーマです。
パートナーにする時に、
刺激的だけど安心できない異性か?
安心するが刺激のない異性か?
くらい永遠の論争。
たぶん優秀な経営者や、
コンサルタントでも、
意見は分かれると思うんですよね。
とはいえ、
合理的に考えれば、
答えは出てます。
わずかな資金が尽きるまでの間に、
創造的な能力も、
人を惹きつける個人の力も、
人並みはずれた粘りの力のない
僕らが利益を得る為には、
世の中で需要が確認されていて、
それで利益を出してきる会社の多いビジネスをやるべきです。
理由は簡単。
欲しい人の前に差し出せば、
売れるから。
ライバルがいてもです。
大きなお祭りで、
たこ焼き屋台が5店出ていて、
目の前をひとが通る限り、
確率として売れるはずだから。
対して、
やりたいことや、
好きなことは、
たいてい欲しい人がいるかどうかやからなかったり、
欲しい人がいないなんてことも多いから。
じゃ、論争になぜなるか?
ことはそう単純じゃないからなんですよね。
儲かることを選んでも、
見事に失敗することもあるし、
やりたいことや好きなことをやって、
ものすごい成果が出ることもあります。
僕も16年間、
何百人のビジネス立ち上げを支援してきて、
この答え探しを同じだけしてきました。
答えらしきものに、
いきついてはいるのですが、
これも、毎年というくらい、アップデートされます。
ということで今日は、
やりたいビジネスをするか?
VS
儲かるビジネスをするか?
についてお話します。
動画で見る|「やりたいこと」か「儲かること」か?──本当に成功する道とは?
文章バージョン続き|「やりたいこと」か「儲かること」か?──本当に成功する道とは?
ちなみに、
やりたいことや好きなことが、
儲かるビジネスそのものなら、
何も問題がありません。
たとえば、知人の息子さんは、
ミニチュアのジオラマを作るのが好きで、
そればっかりして完成品をSNSに投稿していたら、
それが自然にプロの目にとまって仕事依頼を受けるようになられてました。
占いが趣味で、
友人知人を占ってるうちに、
口コミで広がって、
行列のできる占い師として繁盛したり。
「やりたいこと」が、
無理に努力しなくても自然に”お金に変わる”ことは、
実際にあります。
でも実際やりたいことや、
好きなことは、いろんなことをしないと
収益化はしていけないことが多いです。
ゲーム好きが、ゲームをして収益化しようと思えば、
ネット配信するのがわかりやすいんですが、
この時は、配信作業という嫌いな作業をしなければなりませんし、
いろいろな試行錯誤や努力が必要です。
テーマが儲かることと繋がっていないように見えることなら、
もっとそうですよね。
日本の伝統文化を自分の住む国に広めたいとした場合でも、
日本の文化っていってもアニメ漫画、日本食以外で
金にしようと思うと、儲かってるビジネスではありません。
何をすれば集客数が増えるか?
何をすればマネタイズできるか?
など試すことはものすごく多いです。
だから、やっぱり限られた資金で
限られら時間で収入を得たいなら、
すでに他社で成立しているビジネス、
商材、サービスを扱う方がいいって話になるわけです。
僕の基本的な主張もこの通り。
たぶんやりたいことや好きなことが当人も、
この結論には納得することが多いです。
でもね、こういう思考プロセスで、
合理的に儲かることを選んだ方が、
見事に失敗することがあります。
そして選ばなかった人が成果を出すこともあります。
混乱しますよね。
ここからは、このカラクリを話しますね。
■儲かること=楽に絶対儲かると考える
やりたいことがあるんだけど、
儲かることを選ぶ時、
一部の人はこう考えます。
やりたいことを諦めるのは、
お金を選んだからだ。
そうなるとですね、
「好きでもないけど収益でるから選んでやったんだから、
引き換えにすぐにマネタイズできるはず。」
意識的・無意識かどっちかわからないけど、
こう望みます。
でも残念ながら、
いくら、すでに儲かってるビジネスを選んだとしても、
絶対儲かるってことはありません。
需要もあることを確認しているし、
価格も平均的なだし、
一社がブランドを得ている独占的ん市場ではないものを選んでるので、
確率的にはお金になるはずなんだけど、
他の細かい変動要素の影響ですぐ金にならないこともあります。
その場合は、すぐに売上になりそうな、
別のビジネスをまたすぐにやってみるか、
試行錯誤をすこししてみる必要があるんですよね。
ただ、やりたいことの引き換えに選んだ人の中には、
これができない人がいます。
だって「約束が違う」から。
もしくは、やろうとするときに、
100%確実の裏を取ろうとリサーチや検討ばかりになったり、
またやりたいことに戻るかどうかで悩む日々になったりします。
■やりたいことが本当にやりたいことなら頑張る。
一方で、
やりたいことで儲かる要素が見つからなかった人でも、
本当にやりたいことなら、
なんとかマネタイズしようと試行錯誤を続ける人がいます。
たとえば、
ちょっと変わったハンドメイド アクセを作るのが好きで、
それを人に使ってもらうことがやりたいことだとします。
売れても売れなくても、
ひたすら商品を作るだろうし、
SNS投稿もサボらず行います。
自社ECも作るし、
海外販売プラットフォームにも出すし、
委託販売にもチャレンジするし、
ユーザの意見からヒントを得て、
自分のやりたいことを外れない範囲で
新しい商品のアイデアを取り入れたりします。
クラウドファンディングも出すだろうし、
スクールも開催したりもします。
すごく時間を使うし、
1年2年は下手すると赤字かもしれません。
でも、気がつけば生活できるようになったりしてます。
■どれなら継続できるのか?
これは、試行錯誤をしたら儲かるって話をしてるだけなので
「え?じゃ儲かることを選ぶべきって話は間違ってない?」
と思うかもしれません。
いや、試行錯誤の種類が違うんですよね。
儲かってるビジネスの場合は、
何をすれば金になるか?ということはそこまで考えなくてもいいです。
ちょっと乱暴で単純化しすぎですが、
わかりやすく言えば、
露出すれば短時間で収益がでるビジネスかどうか?
をその中から確認するだけの作業です。
試行錯誤って呼べるほどのものでもありません。
やりたいことだけど、儲かりそうにないビジネスは、
何をすれば売上があがるか?をテストし続ける作業なんです。
あとは大量の作業の上でまとまった売上になるということかもしれません。
つまり、何かの作業はどっちも必要なんだけど、
その難易度が全然違うんですよね。
でも、
儲かることを選んだ人が、
儲かることは楽に儲かるはず。
選んだ時点で成果保証があると思えば、
失敗するし、
やりたいことを選んでる人でも、
試行錯誤をする気がないなら、
失敗します。
■やりたいことで成果出す方法と、
儲かることで成果を出す方法。
となると、
やりたいこと VS 儲かること論争は、
人によって答えが違うってことは答えになると思うんです。
問うべきは、
どっちなら作業を継続できるの?
ってことです。
やりたいことなんだから、
長い時間試行錯誤もやりきれるはずだと思うなら、
やりたいことをやり切る方が成果がでるかもしれません。
そのやりたいことは、
それほどやりたいことではないなら、
難易度の低い儲かることの試行錯誤を選ぶ方が
成果がでるかもしれません。
もし、
どっちもできないと思うならば、
やりたいこと VS 儲かること
の論点を誤解しているのだと思います。
または、
やりたいことだと思い込んでるだけで、
そんなものはその人のやりたいことじゃないのに
思い込んでるだけかもしれません。
それか、
「自分にできそうなこと」
をやりたいことと脳内変換してる時もあると思います。
たとえば、
ビジネスが好き、人にアドバイスできるコンサルがやりたいんだけど、
コンサルまでやる自信はない。
だから、できそうなコミュニティサービスをしようとするとか。
これって、やりたいことの本丸じゃありませんので、
やはり試行錯誤までやりきれないんですよね。
あとは、「楽したいだけ。」かもしれないです。
僕は自分の中では、
すごく偶然ですが、
人前で話すこと、
人にアドバイスすること、
ビジネスのことは好きなことだったんで、
少し助かりました。
でもクライアントさんの起業を手伝う時には
この見極めはものすごく慎重に行ってます。
単純じゃないからなんですよね。
ということで2025年5月現在の
やりたいこと VS 儲かること論争の
答えでした。
では。
もし今まさにこの手のことで悩んでるなら
相談にのりますので連絡くださいね。
お待ちしています。
もし自分のビジネスについて相談したい場合はこちらからどうぞ。
無料相談のご予約はこちらから
▼
https://www.contentslab.net/ppc_new.html
【雑談】恐怖の芝刈り
恐怖の芝刈りの季節です。
うちはマンションなんですが、ちょっとだけ庭があります。
本来は綺麗な天然芝。
ただ、今や雑草のほうが元気です。
だれが来るわけでもないですから、
業者に頼むほどでもありません。
でも半年に一回くらいは刈らないと、
ひどいことになるんですよね。
雑草が。
広さでいうと、畳だと12畳くらい。
ヘイホーにすると20㎡くらい。
本当は、ガーッと一気に刈れて、しかも草も回収してくれる、ちゃんとした芝刈り機がほしいんです。
たぶんめちゃ早く終わるから。
でも、半年に一回しか使わないしな…と思って、
いまだにドライヤーをでかくしたみたいなちっちゃいやつで頑張ってます。
最初に芝刈りを舐めてそれを購入してしまったので。
これがまあ、大変なんですよね。
汗だくになるし、腰も痛くなるし。
虫にも噛まれるし。
作業しながら、毎回思います。
「次こそちゃんとしたやつ買うぞ」と。
でも、半年たつと忘れてます。
そして、また汗だくで芝を刈る。
虫に刺されます。
腰も痛くなります。
そして決意します。
「次こそちゃんとしたやつ買うぞ」と。
でまた・・・
この繰り返しを何年もやってます。
でも、
ここまで来ると、
いつ引っ越すかわからないんだし、
最初から買ってないから損しちゃうかなとも思うわけです。
でも、
半年に一回、苦しんで、
「ああ、また買わなかった」と自己嫌悪に陥るわけです。
これ、まさにサンクコストの罠ですね。
さあ、今回はどうするか。
ちゃんとしたのを買うか。
また、汗だくで後悔するか。
乞うご期待。